姫華ムーン【ヒメカムーン】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第8084号 |
登録年月日 | 2000年 3月 30日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | 姫華ムーン よみ:ヒメカムーン | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 富山県 | |
品種登録者の住所 | 富山県富山市新総曲輪1番7号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 小泉昌広、岡崎桂一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「小娘」に出願者育成の系統を交配して育成されたものであり,花はやや小輪の鮮橙黄色でスカシユリ型の切花向きの品種である。草丈は75~99㎝,茎の直径は5.0~9.9㎜,色は淡褐,毛じは無,節間長は茎の中央部は5~9㎜,止葉下は60~79㎜である。葉序は3/8,葉の全体の形は狭披針形,ねじれは無,葉幅は5~9㎜,葉長は6~8㎝,光沢は無,数は中,着生角度は60~89゜である。つぼみの形はⅦ型,花の向きは30~59゜,花房の形状は総状花序,全体の形はスカシユリ型である。花径は90~119㎜,内花被の幅は20~29㎜,長さは6~8㎝,外花被の幅は20~29㎜,長さは6~8㎝である。花色は花弁の基部,地色,中肋部及び縁部は鮮橙黄(JHS カラーチャート2205),裏面は明黄(同2506)である。内花被1枚の斑点の数は30~39,外花被は20~29,つぼみの色は鮮黄(同2507),内花被の形,外花被の形,内花被先端の形状,反転の程度,外花被先端の形状及び反転の程度はⅦ型,花被のねじれは1/8未満,花被上の乳状突起は有である。花糸の色は黄,花粉の色は黄褐,第1花梗の長さは30~59㎜,花梗の太さはやや細,色は淡褐,花梗への葉の着生は有,第1花梗の向きは60~89゜,1花茎の花数はやや多,花の香りは無,開花期は早である。「パリス」と比較して,葉が短いこと,花が小さいこと,内花被及び外花被一枚の斑点の数が多いこと等で,「ダーハム」と比較して,花弁の基部の色が鮮橙黄であること,内花被一枚の斑点の数が多いこと,花梗の色が淡褐であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和63年に出願者の試験場(富山県砺波市)において,花柱切断法により「小娘」に出願者育成の系統(「エンチャントメント」×トサヒメユリ)を交配して胚培養を行い,開花した個体の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,平成7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「S91-424」であった。 |
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