ヒツジとヤギ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 08:19 UTC 版)
未に当てられる漢字の「羊」は、中国ではヒツジだけでなくヤギをも含めた言葉であり(区分する時は、ヒツジは「綿羊」とヤギは「山羊」とする)、十二支に当てる時も両者を区分しない。ここから、十二支を英訳した場合も、未に当てられるのはGoat(ヤギ)あるいはSheep(ヒツジ)とされる。 一方、日本では、ヒツジ及びヤギの存在は知られていたが、家畜としての定着は遅かった(ヤギはようやく近世になって九州の一部に定着したが、温暖湿潤な日本の気候に馴染みにくいヒツジは近代まで国内の飼育記録すら少ない動物であった)。そのため日本においては両者を混同する習慣がなく、「羊」という漢字はヒツジのみを表すようになっているため、未にはヒツジが専ら当てられている。
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