パエトーンの友人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/10 16:38 UTC 版)
このキュクノスはイタリア北西部のリグリアの王ステネロスの息子で、パエトーンの親しい友人もしくは愛人。オウィディウスによると、パエトーンの母方の遠い親戚であったという。パエトーンが太陽神ヘーリオスの車駕を操れずに墜落して死ぬと、エーリダノス川のほとりに座して彼の死を嘆いた。悲しみを和らげるため、神々は彼の姿を白鳥に変えた。その後もパエトーンの死の記憶は残り、太陽の熱を避けているのだという。ヴェルギリウスによると、キュクノスはパエトーンの死を老齢になるまで悲しみ続け、白髪は白鳥の羽に変わったという。パウサニアスによると、彼は音楽に長けていたため、死後アポローンによって白鳥に変えられた。そしてはくちょう座になった。
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