ノートンの定理
【英】:Norton's theorem
待ち行列ネットワークにおいて, 一部のノードからなる部分ネットワークをひとつのノードで置き換えたとき, 他の部分の定常分布が変わらないことをいう. 積形式ネットワークでは, 各ノードからの退去過程がある意味でポアソン過程となるので, どのように部分ネットワークを選んでもノートンの定理が成り立つように 代替えノードを構成できる. 本来は, 電気回路において, 回路の一部分をひとつの素子で置き換えることができることを示す定理である.
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ノートンの定理
ノートンの定理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 17:03 UTC 版)
電源や回路素子を含む回路網(右図(a))中の任意の2点間に流れる電流が I 0 {\displaystyle I_{0}} (右図(c-1))、電圧源を短絡、電流源を開放したときのアドミタンスが Y 0 {\displaystyle Y_{0}} (右図(c-2))のとき、この2点間にアドミタンス Y {\displaystyle Y} (右図(c-3))を接続したときに発生する電圧 V {\displaystyle V} は、 V = I 0 Y 0 + Y {\displaystyle V={\frac {I_{0}}{Y_{0}+Y}}} である(右図(c-3))。 したがって、この2点間から見た回路網の等価回路は、電流源 I {\displaystyle I} と、コンダクタンス Y 0 {\displaystyle Y_{0}} の並列回路として表される。
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