ノイラミニダーゼ阻害剤とは? わかりやすく解説

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ノイラミニダーゼ阻害薬

(ノイラミニダーゼ阻害剤 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/04 14:27 UTC 版)

ノイラミニダーゼ阻害薬(ノイラミニダーゼそがいやく、Neuraminidase inhibitors)は細胞膜表面にあるノイラミニダーゼ(NA)を阻害する抗ウイルス薬の総称である。体内でのインフルエンザウイルスの増殖過程において、感染細胞からのインフルエンザウイルスの放出に必要なウイルス・ノイラミニダーゼを抑制することでインフルエンザウイルスを細胞内に閉じ込める。これによりパンデミックを予防できる。しかし、ノイラミニダーゼを持たないC型インフルエンザには無効である。M2蛋白阻害薬(アマンタジンなど)はA型インフルエンザのみ有効である。これに対しザナミビル(商品名:リレンザ)、オセルタミビル(商品名:タミフル)などはA型/B型インフルエンザの双方に有効である。






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ノイラミニダーゼ阻害剤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 13:58 UTC 版)

ウイルス・ノイラミニダーゼ」の記事における「ノイラミニダーゼ阻害剤」の解説

ノイラミニダーゼは、「構造に基づく酵素阻害剤設計プログラム」のターゲットにされて来た。このプログラムは、ザナミビル (リレンザ) および オセルタミビル (タミフル)という2種類薬剤開発という成果上げている。ノイラミニダーゼ阻害剤の投与は、症状のひどさを緩和しウイルスの蔓延抑える治療法である。ザナミビル投与吸入により、オセルタミビル投与経口により行なわれる2010年1月日本において製造販売承認取得したペラミビルラピアクタ)は注射点滴静注)により投与される世界先駆けて日本で、2010年10月純国産吸入ノイラミニダーゼ阻害薬であるラニナミビル製剤イナビル®吸入粉末剤20mg」が発売された。

※この「ノイラミニダーゼ阻害剤」の解説は、「ウイルス・ノイラミニダーゼ」の解説の一部です。
「ノイラミニダーゼ阻害剤」を含む「ウイルス・ノイラミニダーゼ」の記事については、「ウイルス・ノイラミニダーゼ」の概要を参照ください。

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