トーションビーム
トーションビーム式サスペンションにおいて、左右のトレーリングアームを連結する部材をいう。車体がロールしたときに、左右のトレーリングアームのストローク量が異なり、車軸の回転角が左右で違ってくるので、それを吸収するのがトーションビームの役目である。またトーションビームのねじり剛性はスタビライザー効果をもつので、トーションビームはねじり剛性を適度に下げて用いられる。一方、引っ張り、圧縮および曲げ方向は高い剛性が要求されるので、断面形状はコの字形やT字を90度回転させたような開断面が使われる。クロスビームとも呼ばれる。
参照 トーションビーム式サスペンショントーションビーム式サスペンション
(トーションビーム から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/14 02:53 UTC 版)
トーションビーム式サスペンションは、自動車のサスペンション形式のひとつ。カタログには「車軸式」などと表記されることもあるが、左右の車輪が車軸で剛結された車軸懸架とは異なり、トレーリングアーム式(古くはフルトレーリングアーム式とも呼ばれる)の一種である。英語圏では twist-beam suspension ないし torsion-beam axle 方式という呼称がある。トーションバー・スプリングを構造に利用したトーションバー式(en:Torsion bar suspension)とも異なる。
- 1 トーションビーム式サスペンションとは
- 2 トーションビーム式サスペンションの概要
- 3 概要
- 4 種類
- 5 注釈・出典
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