トロ・ロッソ_STR10とは? わかりやすく解説

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トロ・ロッソ STR10

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/09 00:15 UTC 版)

トロ・ロッソ STR10
カテゴリー F1
コンストラクター トロ・ロッソ
デザイナー
  • ジェームス・キー
    (テクニカルディレクター)
  • ベン・ウォーターハウス英語版
    (副テクニカルディレクター)
  • パオロ・マラビーニ
    (構造設計責任者)
  • マッテオ・ピラチーニ
    (チーフデザイナー、機械設計責任者)
  • フィル・アルナボルディ
    (チーフデザイナー、コンセプトデザイン)
  • ブレンダン・ギルホーム
    (空気力学責任者)
  • ベン・マロック
    (副空気力学責任者)
  • ジョディ・エギントン
    (車両パフォーマンスの責任者 前年のSTR9から)
先代 トロ・ロッソ STR9
後継 トロ・ロッソ STR11
主要諸元
エンジン ルノー・エナジー F1-2015
タイヤ ピレリ
主要成績
チーム スクーデリア・トロ・ロッソ
ドライバー マックス・フェルスタッペン
カルロス・サインツ
出走時期 2015年
通算獲得ポイント 67
初戦 2015年オーストラリアGP
出走優勝表彰台ポールFラップ
19(38台)0000
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トロ・ロッソ STR10 (Toro Rosso STR10) は、スクーデリア・トロ・ロッソ2015年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラ1カー

概要

この2015年シーズンには、スクーデリア・トロ・ロッソのビスター事業所が拡充された。

チームは、マックス・フェルスタッペンカルロス・サインツJr.を獲得し、チームを強化しコンストラクターズ・チャンピオンシップで5位を獲得することを目指した[1]

同時に、ファエンツァ本部のテクニカル オフィスにも大きく手が入り、レースカーの製造とシーズン中のアップデイト作業に十分耐えうるものとしての整備を受けた[1]

ビスター事業所のジェームス・キーが率いる英国のエンジニア陣の体制も強化され、アンディ・ル・フレミング[2]、スティーブ・ブース[3]、フィル・アルナボルディ[4]、ブライアン・スプーナー、ルイス・バトラー[5]を獲得し[1]トリグベ・ランゲン[6]の2015年6月の移籍がさらにこれに続く。

なお前年には、ジョディ・エギントン[7]の移籍があって、即座に車両パフォーマンスの責任者を務めている。

エギントンは、2012年9月、リーフィールドに移転したケータハムF1チームのオペレーション・ディレクターに就任しチーム運営すべてを統括していたが、2014年9月にチームのオペレーション変更があって、60人に及ぶ大量の解雇が発生する[8]

その直後の同月9月に、STR9の車両パフォーマンスの責任者としてトロ・ロッソに入社するが、同時に解雇されたチーム首脳のグラハム・ワトソンと一緒だった。

エギントンは、2017年11月、副テクニカルディレクターに昇進している。

ビスターの設計スタッフ

ジェームス・キー James Key テクニカルディレクター レイナード ジョーダン
ベン・ウォーターハウス Ben Waterhouse[9] 副テクニカルディレクター
パオロ・マラビーニ Paolo Marabini 構造設計責任者
マッテオ・ピラチーニ Matteo Piraccini[10] 機械設計責任者
フィル・アルナボルディ Phil Arnaboldi チーフデザイナー(コンセプトデザイン) B3 TWR BGP001 プロジェクトリーダー(機械設計) ブラウン
ブレンダン・ギルホーム Brendan Gilhome[11][12] 空気力学責任者
ベン・マロック Ben Mallock[11] 副空気力学責任者
ジョディ・エギントン Jody Egginton[7] 車両パフォーマンス責任者 STR10, STR9 チーフエンジニア CT03, CT05 ケータハム
この年に新規採用とされるスタッフ
アンディ・ル・フレミング Andy le Fleming[2] サスペンションとギアボックス設計 B3 TWR BGP001 (コンポジット, 機械設計) ブラウン
マーク・タサム Mark Tatham[13] 機械設計
スティーブ・ブース Steve Booth[3]
フィル・アルナボルディ Phil Arnaboldi[4] 上記再掲 B3 TWR BGP001 プロジェクトリーダー(機械設計) ブラウン
ブライアン・スプーナー Brian Spooner
ルイス・バトラー Lewis Butler[5] 2014.09-2016.12 デザインコンサルタント B3 TWR チーフデザイナー CT01, CT03, CT05 ケータハム
マーク・プレストンのチームストレスエンジニア アロウズ
トリグベ・ランゲン Trygve Rangen[6] サスペンションとギアボックス設計 B3 TWR マーク・プレストンのチームスタッフ スーパーアグリ

記録

No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 得点 順位
AUS
MAL
CHN
BHR
ESP
MON
CAN
AUT
GBR
HUN
BEL
ITA
SIN
JPN
RUS
USA
MEX
BRA
ABU
2015 33 マックス・フェルスタッペン Ret 7 17 Ret 11 Ret 15 8 Ret 4 8 12 8 9 10 4 9 9 16 67 7位
55 カルロス・サインツJr. 9 8 13 Ret 9 10 12 Ret Ret Ret Ret 11 9 10 Ret 7 13 Ret 11

[14]

脚注

  1. ^ a b c Toro Rosso: Andy Le Fleming arriva dalla Mercedes” (イタリア語). it.motorsport.com. 2022年9月19日閲覧。
  2. ^ a b Andy le Fleming”. linkedin.com. 2022年9月15日閲覧。
  3. ^ a b Steven Booth”. linkedin.com. 2022年9月16日閲覧。
  4. ^ a b チームの歴史、軌跡、ドライバー” (スペイン語). Car and Driver (2022年1月27日). 2022年9月19日閲覧。
  5. ^ a b Lewis Butler”. linkedin.com. 2022年9月16日閲覧。
  6. ^ a b トリグベ・ランゲン”. linkedin.com. 2022年8月15日閲覧。
  7. ^ a b Jody Egginton”. linkedin.com. 2022年8月15日閲覧。
  8. ^ F1 Nation: Technical Director Jody Egginton opens up on the secrets of AlphaTauri’s success in 2020”. F1.com. 2022年8月15日閲覧。
  9. ^ Ben Waterhouse”. linkedin.com. 2022年9月16日閲覧。
  10. ^ Matteo Piraccini”. linkedin.com. 2022年9月16日閲覧。
  11. ^ a b (日本語) STR People: Brendan and Ben - Scuderia Toro Rosso, https://www.youtube.com/watch?v=S4XN1BUbVh0 2022年9月19日閲覧。 
  12. ^ Brendan Gilhome”. linkedin.com. 2022年9月16日閲覧。
  13. ^ Mark Tatham”. linkedin.com. 2022年9月16日閲覧。
  14. ^ ESPN F1 "F1世界選手権 2015"”. ESPN F1. 2019年1月9日閲覧。



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