トロッコ列車・シェルパ君
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「碓氷峠鉄道文化むら」の記事における「トロッコ列車・シェルパ君」の解説
2005年(平成17年)3月26日に、旧信越本線の下り線を活用して運行を開始したトロッコ列車。碓氷峠鉄道文化むら内の「ぶんかむら」駅から、旧丸山変電所付近にある「まるやま」駅を経て(往路のみ停車。復路は通過)、碓氷峠の森公園交流館「峠の湯」付近の「とうげのゆ」駅までの2.6kmを週末や夏期休暇時に限って運行される。ディーゼル機関車が坂下(横川)側に連結されオープン形客車と普通形客車の2両を牽引(推進)する。なお、当路線は鉄道事業法に基づく正規の鉄道ではなく、あくまでも園内遊具である。 また、路線全体が当施設内として扱われているため、とうげのゆ駅から乗車する場合でも、乗車券の他、当施設の入場券が必要となる。現在は客扱いをしないが、まるやま駅も同様だった。 なお、碓氷峠交流記念財団と安中市は、国土交通省と協議のうえ同財団を鉄道事業法における特定目的鉄道の正規鉄道事業者に昇格させ、廃線区間の一部を復活する構想を立てている。当初、2006年(平成18年)10月に鉄道事業法の認可を目指し、早ければ2007年10月の開業とJR横川駅への乗り入れを目指していたが、岡田義弘安中市長は、安全性ならびに所要資金の問題から事業に消極的であり、計画の中止を要請した。2007年12月現在、2011年をめどに、現在の「とうげのゆ駅」から熊ノ平まで3.6km延伸する計画で、老朽化した機関車の新造や線路の整備などの費用について、所有者である安中市と協議予定である。 2011年5月に機関車が故障し、修理不可能の状態となったため急勾配区間であるまるやま駅からとうげの湯の区間はしばらく運休となったが、2013年3月末より再開している。運転再開に際して機関車は凸型のディーゼル機関車DB201(元は、碓氷峠用に製造された保線車両・TMC500A)から新製されたボギー式ディーゼル機関車(軸配置B-B)に交代している。 トロッコ列車 シェルパ君 丸山変電所 とうげのゆ駅
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