テムデル (スニト部)とは - わかりやすく解説 Weblio辞書

テムデル (スニト部)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2019/05/11 23:47 UTC 版)

テムデル・ノヤン(モンゴル語: Temüder,? - ？)とは、13世紀初頭にチンギス・カンに仕えたスニト部出身の千人隊長の一人。大元ウルスのブヤント・カーン(仁宗)、ゲゲーン・カーン(英宗)の治世に活躍したテムデルは同名の別人。

チンギス・カンのノコル(御家人)-129名の千人隊長-

大中軍（105）

首千戸（1）	チャガン(タングート) イェケ・ネウリン(タングート) イル・テムル・バウルチ(スニト) ブルキ・バウルチ(ドルベン) オルドクル・コルチ(ジャライル) アルバカル・バウルチ(ケレイト) ジャマール・ホージャ(メルキト) コンキヤダイ(不明) イェスン・トゥア(タタル)
右翼（38）	ボオルチュ(アルラト1) ボロクル(フーシン1) ジェデイ(マングト1) キンギヤダイ(オルクヌウト1) トルン(コンゴタン1) スイケトゥ(コンゴタン1) バラ(ジャライル1) ¹アルカイ・カサル(ジャライル1) トグリル(スルドス1) チラウン/スドン(スルドス1) シギ・クトク(タタル1) ドスカ(ドルベン1) アラク(バアリン1) ¹クドカ・ベキ(オイラト4) コルチ・ウスン(バアリン10) ブルガン(バルラス1) タイチュ(オルクヌウト1) モクル・クラン(アダルキン1) ¹イェスン・トゥア（ウリヤンカン1）カダアン(スニト1) モンリク・エチゲ(コンゴタン1) アラクシ・テギン(オングト4) ゲウギ/モンゲトゥ(キヤト1)
左翼（62）	ムカリ国王(ジャライル3) ジェルメ/イェス・ブカ太師（ウリヤンカン1）ジュルチェデイ/ケフテイ/ブジル(ウルウト4) ブトゥ・キュレゲン(イキレス3) イェケ・クトクト(タタル1) アルチ/カダイ(コンギラト5) クイルダル(マングト1) ナヤア(バアリン3) スト・ノヤン(コンゴタン1) ジャライルタイ・イェスル(ジャライル1) オングル(バヤウト1) ウカイ/カラジュ(ジャライル1) スブタイ（ウリヤンカン1） ¹ドゴルク(アルラト1) ウダチ（ウリヤンカン1） ¹ベルグテイ(キヤト1) チグゥ/アシク(コンギラト4) ウカル/クドス(バアリン1) オゲレ(アルラト1) ¹テムデル(スニト1) タイスン(ジャライル2) ¹クシャウル/ジュスク(ジャジラト3) モンケ・カルジャ(マングト1) ¹ウヤル(カラキタイ10) ¹トガン(ジュルチト10)
コルゲン家（4）	クビライ(バルラス1) トグリル(ネグス1) 佚名(不明1) 佚名(不明1) ※コルゲン家はチンギス・カンの晩年に成立

右翼（12）

左翼（12）

カサル家（1）	ジェブケ（ジャライル1）
カチウン家（3）	ウルチャガシュ（ナイマン1）チャウルカン（ウリヤンカン1）佚名(タタル1)
オッチギン家（5+3）	クチュ(メルキト1) ココチュ(ベスト1) ジュスク(ジャジラト1) コルコスン(不明1) 佚名(オロナウル1) ホエルン名義の3千人隊

所属不明

ジェベ(ベスト1)

バダイ(オロナウル1)

クルチャクス

ドリ・ブカ

タマチ

アジナイ

トイデゲル

セチェウル

ジェデル

クリル

太字は四駿四狗　/　¹ 1206年以降に任命された人物で、『モンゴル秘史』では千人隊長に数えられない

表話編歴モンケ・カーンのノコル(御家人)
筆頭御家人	大将軍・大断事官モンケセル(ジャライル部)
万人隊長・軍団長	西方大将バルジク(アルラト部) ウリヤンカダイ(ウリヤンカン部) 都元帥チャガン・ノヤン(タングート部) クンドゥカイ(ジャライル部)
五投下当主	先鋒元帥バアトル/国王クルムシ(ジャライル部) 万戸アルチ/万戸ナチン(コンギラト部) デレケイ駙馬(イキレス部) 郡王ケフテイ/コルチ(ウルウト部) 郡王モンケ/フクト(マングト部)
駙馬・親衛隊	ジュクタル駙馬(ケレイト部) ジュジンバイ駙馬(オルクヌウト部) ムバーラク・コルチ(スニト部) チャラン・バウルチ(スルドス部) バラ・バウルチ
タンマチ長官	モンゲドゥ（ベスト部）ヒンドゥジャンサリ・ノヤン（タタル部）ブルンキタイ(コルラウト部)
行省長官	燕京等処行尚書省：マフムード・ヤラワチ別失八里等処行尚書省：マスウード・ベク阿毋河等処行尚書省：アルグン・アカ(オイラト部)
書記官僚	シレムン・ノヤン中書右丞相ブルガイ・アカ(ケレイト部) 陝西省左丞相アラムダールダーニシュマンド・ハージブ

脚注

^ 志茂2013,636-637頁
^ 村上1976,356頁
^ 村岡1996,73-76頁
^ 志茂2013,636-637頁
^ 志茂2013,641-643頁

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