ジェベとは? わかりやすく解説

ジェベ

名前 ebe

ジェベ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/26 17:23 UTC 版)

ジェベモンゴル語ᠵᠡᠪᠡ Зэв Jebe、? - 1224年[1]もしくは1225年[2][3])は、モンゴル帝国初代皇帝であるチンギス・カンに仕えた千人隊長(ミンガン)の一人。ベスト氏族の出身で、はじめタイチウト氏に属する隷属民だった[2]。『元朝秘史』では者別(zhĕbié)、『元史』では哲別(zhébié)などと漢語表記され、『集史』などのペルシア語資料ではجبه نويان (Jebe Nūyān)と表記される。書籍によってはジュベとも表記される。


  1. ^ a b 『新元史』巻123、列伝第20
  2. ^ a b 村上「ジェベ」『アジア歴史事典』4巻、118頁
  3. ^ 小松久男編『中央ユーラシア史』(新版世界各国史, 山川出版社, 2000年10月)、索引7頁
  4. ^ 『元朝秘史』下巻(小澤重男訳, 岩波文庫, 岩波書店, 1997年8月)、62頁
  5. ^ 志茂碩敏『モンゴル帝国史研究正篇』(東京大学出版会, 2013年6月)、896頁
  6. ^ C.M.ドーソン『モンゴル帝国史』2巻(佐口透訳注, 東洋文庫, 平凡社, 1968年12月)、253頁
  7. ^ a b ドーソン『モンゴル帝国史』1巻、150頁
  8. ^ ドーソン『モンゴル帝国史』1巻、149-150頁
  9. ^ 『元朝秘史』下巻(小澤重男訳, 岩波文庫, 岩波書店, 1997年8月)、103頁
  10. ^ ドーソン『モンゴル帝国史』1巻、117頁
  11. ^ ドーソン『モンゴル帝国史』1巻、149頁
  12. ^ ドーソン『モンゴル帝国史』1巻、148-149頁
  13. ^ 杉山正明『モンゴル帝国の興亡(上)軍事拡大の時代』(講談社現代新書, 講談社, 1996年5月)、48頁
  14. ^ ドーソン『モンゴル帝国史』1巻、208頁
  15. ^ ドーソン『モンゴル帝国史』1巻、281頁
  16. ^ 杉山正明『モンゴル帝国と長いその後』(興亡の世界史09, 講談社, 2008年2月)、152頁
  17. ^ a b ドーソン『モンゴル帝国史』1巻、284頁
  18. ^ ドーソン『モンゴル帝国史』1巻、285頁
  19. ^ ドーソン『モンゴル帝国史』1巻、287-290頁
  20. ^ ドーソン『モンゴル帝国史』1巻、297頁
  21. ^ ドーソン『モンゴル帝国史』1巻、298-299頁
  22. ^ 杉山正明『モンゴル帝国の興亡(上)軍事拡大の時代』(講談社現代新書, 講談社, 1996年5月)、107-108頁
  23. ^ ドーソン『モンゴル帝国史』1巻、299頁


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ジェベ

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四駿四狗」の記事における「ジェベ」の解説

詳細は「ジェベ」を参照 ベスト部の人で、はじめタイチウト部属していたが、タイチウトチンギス・カン滅ぼされた後チンギス・カン投降し仕えた。元々はジルゴアダイという名前であったという。「鏃(やじり)」を意味するジェベの名は、タイチウトモンゴル戦いで彼がチンギス・カン乗馬射たことからチンギス・カン与えられたと伝承されるチンギス・カン遠征において先鋒務めて戦功重ね1218年には西遼乗っ取ったナイマン部クチュルクを討つ功績をあげた。ホラズム遠征ではモンゴルの侵攻受けたホラズム・シャー・アラーウッディーン・ムハンマドを追撃してイラン入り、そこからグルジア出てカフカス抜けルーシロシア)まで達しルーシ諸侯連合軍破ったが、キプチャク草原通ってモンゴルに戻る途上病死した。漢文では、「者別」とも表記される

※この「ジェベ」の解説は、「四駿四狗」の解説の一部です。
「ジェベ」を含む「四駿四狗」の記事については、「四駿四狗」の概要を参照ください。

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