アルカイ・カサル
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アルカイ・カサル(モンゴル語: Arqai Qasar、生没年不詳)とは、13世紀前半にモンゴル帝国に仕えたジャライル部出身の千人隊長の一人。『元朝秘史』や『元史』などの漢文史料では阿児孩合撒児(āérháigĕsāér)、『集史』などのペルシア語史料ではارقای قسار نویان(Arqāi Qasār Nūyān)と記される。
- ^ 村上1970,222/232-234頁
- ^ 志茂2013,522頁
- ^ 村上1970,258-259頁
- ^ 村上1970,269頁
- ^ 村上1972,155-180頁
- ^ 村上1972,195/197頁
- ^ 村上1972,248-250頁
- ^ 村上1976,45-46/68頁
- ^ 後にチンギス・カンに仕えるチュンシャン(粘合重山)の祖父に当たる(宮2018,700頁)
- ^ 『聖武親征録』「上時駐桓州、遂命忽都忽那顔与甕古児宝児赤・阿児海哈撒児三人検視中都帑蔵。時金留守哈答国和奉金幣為拜見之礼、甕古児・哈撒児受之、独忽都忽拒不受、将哈答等萃其物北来……上甚佳之、以為知大礼、而重責甕古児・阿児海哈撒児等之不珍也」
- ^ 村上1976,162-165頁
- ^ なお、『集史』ではこの事件を「アルタン・カン(=金朝皇帝)の副官達(=カダ)が財宝の中から賄賂を与えた……」と表現している(志茂2013,575頁)
- ^ 志茂2013,568頁
- 1 アルカイ・カサルとは
- 2 アルカイ・カサルの概要
- 3 参考文献
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