ティーン向け映画の枠を超えて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/09 03:13 UTC 版)
「ジョン・ヒューズ」の記事における「ティーン向け映画の枠を超えて」の解説
ティーン向けの映画ばかり作っているというイメージを払拭するために、ヒューズは1987年にスティーヴ・マーティンとジョン・キャンディが出演した大ヒットコメディ『大災難P.T.A.』を監督し、新たな展開を見せた。その後、『おじさんに気をつけろ!』や『ナショナル・ランプーン/クリスマス・バケーション』などの作品が人気を博したものの、批評家からの評価はそれほど高くなかった。監督としての最後の作品は1991年の『カーリー・スー』である。 ヒューズが商業的に最も成功した作品は『ホーム・アローン』である。この作品は、クリスマスに家族が留守にした際に誤って置き去りにされた子供が、無能な二人組の強盗から自分と家を守らなければならなくなるというストーリーで、彼が脚本とプロデュースを担当した。『ホーム・アローン』は1990年の最高の興行収入を記録し、実写のファミリー・コメディとしては史上最も成功した作品である。その後、1992年に『ホーム・アローン2』、1997年に『ホーム・アローン3』と続編を製作している。この時期に彼が脚本・製作した作品の中には、『ホーム・アローン』の手法を取り入れたものもあり、成功を収めた『わんぱくデニス』(1993年)や興行的に失敗した『赤ちゃんのおでかけ』(1994年)などがある。 また、アレクサンドル・デュマの小説『モンテ・クリスト伯』の主人公にちなんで、「エドモン・ダンテス」というペンネームで脚本を書いていた。ダンテスのペンネームでクレジットされている脚本には、『メイド・イン・マンハッタン』、『Mr.ボディガード/学園生活は命がけ!』、『ベートーベン』などがある。
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