テマ制
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/08 07:56 UTC 版)
テマ制(テマせい、ギリシャ語: θέματα、Themata)とは、東ローマ帝国中期の地方行政制度。日本語では「軍区制」とも呼ばれる。なお、「テマ」という言葉は元々ギリシャ語で「軍団」を表す言葉であるため、ここで述べるテマ制が開始される前から存在するが、この記事とは異なった意味で使用されていることに注意する必要がある。また、中世ギリシャ語では「セマ」となる。
- ^ バルカン半島やイタリア半島の沿岸部その他に点在する小領土には、「クレイズーラ」「アルコンティア」「ドゥカトン」「カトエバナーテ」と呼ばれる小規模な組織が置かれ、10世紀になってテマに昇格した[11][12]。
- ^ このときアルメニア方面から移動したテマ・アルメニアコイと、トラキア方面から移動したテマ・トラケシオイは、移駐前の名称が残り、所在地と名称が異なることとなった[9][8]。また、旧オリエンス軍団であるテマ・アナトリコイ[8]は、「オリエンス」のギリシア語形に由来する[9]。
- ^ ビザンツ史研究においては「ビザンツ帝国は東ローマ帝国とは異なる帝国である」とする見解も根強く、連続説と断絶説とに分かれて長らく議論が続いている[26][27]
- ^ a b c ヒース2001、pp.19-20。
- ^ a b c 世界の歴史11、pp.69-70。
- ^ 和田1981、pp.124-126。
- ^ 和田1981、pp.126-127。
- ^ 和田1981、p.127・183。
- ^ 根津2008、p.27・34。
- ^ ヒース2001、pp.21-22。
- ^ a b c d 世界の歴史11、p.58。
- ^ a b c d e 根津2008、pp.26-27。
- ^ 根津2008、pp.26-27、p.34・51。
- ^ 和田1981、pp.125-126。
- ^ 根津2008、p.35。
- ^ ハリス2018、pp.126-127。
- ^ 和田1981、p.194。
- ^ 和田1981、pp.45-46。
- ^ 和田1981、pp.124-125。
- ^ ハリス2018、pp.125-126。
- ^ 和田1981、p.126。
- ^ 世界の歴史11、p.54。
- ^ 根津2008、p.32。
- ^ 朝治2008、「テマ」の項。
- ^ a b 根津2008、p.28。
- ^ a b c d e f g 根津2008、pp.26-30。
- ^ a b 根津2008、pp.29-30。
- ^ 世界の歴史11、pp.66-70。
- ^ 井上2009、p.5。
- ^ 井上2009、p.363。
- ^ ハリス2018、pp.121-131。
「セマ」の例文・使い方・用例・文例
- セマンティックディファレンシャル法はブランド力の測定によく用いられている。
- ベッセマー製鋼法で銑鉄を鉄に変換するのに使用される耐熱処理した炉
- 英国の発明者、冶金学者で、ベッセマー法を開発した(1813年−1898年)
- 紫がかった管状花があるもみ殻で覆われたあるいは銀の頭状花がある南ヨーロッパ原産のキセランセマム属の植物いずれか
- 溶鉄を通して空気を噴射するためにベッセマー転炉を使用し、その結果、過剰炭素と不純物を燃やしながら鋼を作るための工業プロセス
- セマウル運動という,韓国における農村振興運動
- セマティックマッパーという,人工衛星に搭載されている高性能センサー
- ベッセマー転炉という,製鋼用装置
- ゼネラルセマンティックスという,論理学の一分野
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