ジョン・A・グスタフソン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/03 00:47 UTC 版)
「タルサ人種虐殺」の記事における「ジョン・A・グスタフソン」の解説
事件後、当時の警察署長ジョン・A・グスタフソンの汚職の疑いが調査がされた。公式な調査は1921年6月6日に開始され、のちに複数の罪状で起訴された。そこには、禁酒法、売春防止法、銃所持法などの違反の黙認、盗難車の販売業への加担、車泥棒の逃走の黙認、盗難車の使用や転売、タルサ市に捜査費用を請求するための架空探偵業者の運営、そしてタルサの暴動の鎮圧をせずに傍観していたことなどが含まれた。 オクラホマ州司法長官は、複数の手紙で、警察官が司法と共謀し、汚職事件に関わる大陪審の証人を脅迫したという告発を受けた。複数の手紙で、州司法長官が大陪審の際に同席することを求めた。州司法長官のアシスタントは、対応するには予算が限られているので、タルサの市民はより良い警察官や署長を選任すべきだと返信を出した。 グスタフソンはタルサ警察署で働く以前から、長期にわたり汚職や詐欺に関わってたと結論づけられた。グスタフソンが働いていた探偵社のパートナーも脅迫の容疑で有罪判決を受けた。グスタフソンの架空探偵社は高額な請求書をタルサ市警察に要求していた。調査では、探偵社から多くの脅迫状が市民に向けて送られていた。その非情さを特筆する事例として、11歳の少女が父親に何度も性的虐待、強姦にあい、結果妊娠した事件の調査後、起訴する代わりに脅迫状(ブラックハンド)を送りつけ、もみ消した:2–3。
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