【ジャスパー・マスケリン】(じゃすぱー・ますけりん)
Jasper Maskelyne(1902-1973)
第二次世界大戦時、イギリス軍のカモフラージュ専門部隊の隊長として主に北アフリカで活躍した人物。
もともとはイギリスでは有名なマジシャンであり、その「人をだます」知識と経験を活かし様々な偽装工作を行った。
その中でも有名なのは、アレキサンドリア港をドイツ軍の夜間爆撃から守るため、近辺の似通った地形を持つ地域にアレキサンドリア港と全く相違ないように見せるため紙製の張りぼて水上艦や建築物、偽の街灯を建設し、偽のアレキサンドリア港をたった4日で作り出したことである。
そのため、ドイツ軍はカモフラージュが行われた無人の街に対し毎夜爆撃を加え、アレキサンドリア港が空襲されることは無かったという。
ジャスパー・マスケリン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/06 20:23 UTC 版)
ジャスパー・マスケリン(Jasper Maskelyne, 1902年 - 1973年)はイギリスの奇術師、陸軍軍人。1930年代から1940年代にかけて活躍した。由緒ある奇術師の家系の出身で、父親はネヴィル・マスケリン、祖父はジョン・ネヴィル・マスケリン、どちらも奇術師であり発明家でもあった。また祖先に王室天文官のネヴィル・マスケリンがいる[要出典]。マスケリンの最もよく知られた業績は第二次世界大戦中にイギリスの軍情報局に協力して行なった大規模な計略、欺瞞、偽装である。
- 1 ジャスパー・マスケリンとは
- 2 ジャスパー・マスケリンの概要
- 3 その他
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