サルによる食害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 08:02 UTC 版)
北限のサルが多く生息するむつ市脇野沢では、サルが畑の食物を食い荒らすといった食害が頻発している。中には民家に侵入して食べ物を盗むサルも現れている。有害鳥獣として駆除しようにも天然記念物に指定されており、毎年の駆除数は決められているため、あまり実効はあがっていない。食害対策として、畑にネットや電気ネットを張るといったことが行われているが、網の整備が追いつかず破れ目から進入する、知恵を使ってうまく網を乗り越えてしまう、といったことから、解決には至っていない。 当初出現地の九艘泊などは海岸沿いの漁村であり農業は主産業ではなかったが、その後内陸部の農業地帯での人間との遭遇が増えたことから、より事態は深刻になっている。
※この「サルによる食害」の解説は、「北限のサル」の解説の一部です。
「サルによる食害」を含む「北限のサル」の記事については、「北限のサル」の概要を参照ください。
- サルによる食害のページへのリンク