サクラ類ならたけもどき病
和名:サクラ類ならたけもどき病 |
学名:(病原菌)ナラタケモドキArmillaria tabescens (SCOPOLI:FRIES) EMEL. |
分布:本州・四国・九州 |
写真(上):ナラタケモドキ子実体 |
写真(下):ナラタケモドキの寄生を受けて衰弱したサクラ |
説明 ナラタケモドキはナラタケ属のきのこであり,数種の樹木にナラタケ同様の根腐病を起こす。寄主としてサクラ・モモ・クリなどの広葉樹の他,スギ・コウヨウザンなど針葉樹も知られている。根や地際部から感染し,樹皮下に白い扇状菌糸膜を形成し,寄主を枯死させる。地上部は萎凋症状を示す(写真1)。培地上では根状菌糸束を盛んに形成するが,感染樹木上ではあまり観察されない。感染部の表面にオレンジ色の根状菌糸束が観察されることもある。子実体は7〜8月に感染樹木上や周囲の地上に生ずる(写真2)。子実体にはつばがない。ナラタケ同様,無葉緑ランであるオニノヤガラ(Gastrodia elata BULUME)の菌根を形成する。 |
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