サナギタケ
和名:サナギタケ |
学名:Cordyceps militaris |
分布:日本 中国 アジア アメリカ ヨーロッパ |
写真(上):生えている状態 |
写真(下):掘り出した状態 |
説明 チョウやガの蛹から生じる冬虫夏草類の一種。日本では夏に発生する。子実体は棍棒状でオレンジ色,長さ約5cm幅4mmほどになる。とくに,ブナの葉を食べて育つ,ブナアオシャチホコというガの大発生時の翌年には,そのガの蛹の9割以上がサナギタケの感染を受け,サナギタケの大発生が起きることが知られている。とくに東北地方のブナ林では1平方メートルあたり33頭の蛹からサナギタケが生じていたという記録がある。そのため,この菌は,ブナアオシャチホコが増えすぎたときに調節をする天敵としての役割が大きいと考えられる。ブナアオシャチホコ以外のガの蛹からも生じる。 |
サナギタケ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/18 01:30 UTC 版)
サナギタケ(蛹茸 学名:Cordyceps militaris コルディセプス・ミリタリス)はノムシタケ属に属する菌類の一種。
- ^ “森林生物データベース 00067 サナギタケ”. 森林総合研究所. 2024年5月6日閲覧。
- ^ “冬虫夏草とは何なのか? | にちはら総合研究所”. にちはら総合研究所. 2024年5月18日閲覧。
- ^ “サナギタケとは?冬虫夏草と同じ?”. ダイケンバイオメディカル (2024年5月10日). 2024年5月18日閲覧。
- ^ “冬虫夏草類の人工生産”. 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波研究所. 2011年10月20日閲覧。
- ^ “冬虫夏草類の人工生産 | 研究成果詳細”. アグリサーチャー. 2024年5月18日閲覧。
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「サナギタケ」の続きの解説一覧
- 1 サナギタケとは
- 2 サナギタケの概要
サナギタケと同じ種類の言葉
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