ゲームテーマ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/30 13:52 UTC 版)
「moon (アスキーのゲーム)」の記事における「ゲームテーマ」の解説
このゲームのテーマは「アンチRPG」「アンチゲーム」である。 従来のRPGでは、「勇者」は英雄だった。しかし、MOONの世界に登場する「勇者」は罪の無いモンスター(ゲーム内では「アニマル」と呼ばれる)を殺し、他人の家に押し入り色々な物を強奪していくような、非常に迷惑な存在として登場する。 放送されていたCMのキャッチコピーは「もう、勇者しない。」。その内容は、岡本信人演じる勇者が他人の家に押し入り強引にタンスを開け、コインと剣を奪って行くという、RPGの通例的部分を風刺したものだった。 主人公である「少年」の役目は、勇者に殺されたアニマル達を救い出し、奇妙で暖かい住人達と心を通わせることである。そうすることで「ラブ」と呼ばれるものが集まりレベルアップできる。この「敵と戦わないRPG」というシステムは、後のラブデリック作品や解散後の後継制作チームの作品にも度々登場する(「チュウリップ」「ギフトピア」など)。 また、ストーリーの中に大きなメッセージが隠されており、それに気付かなければ真のエンディングを見ることは出来ない。それはゲームそのものの存在を否定しかねない皮肉なものである。キーワードは「扉を開けて」。
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