クライマックスでのパターン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/16 07:04 UTC 版)
「おらんだ左近秘剣帳」の記事における「クライマックスでのパターン」の解説
とある旗本や大名の屋敷もしくはとある商人の寮で、悪人たち数人2人もしくは3人)が会話をしている。すると、どこからともなく「そうはいかねえ!」との叫び声がして、誰かが庭先に出てみると、「大江戸の、まったき闇の片隅で、確かに聞こえる鬼の声」との声がして、その後、「それ、一匹邪」の声と共に成敗される悪人が一人ずつ映され(この時白字の字幕スーパーで「一匹邪」と表示される)、最後の一人になると「そぉれ、二匹邪(三匹邪)~!」となる。その後、悪人の呼び掛けで左近が登場し、さらに悪人たちから「貴様、何者だ! その面を取れ!」との呼び掛けに左近が、「人を斬ろうと言うからには、名乗らぬ訳にはいくめえ」と、被っていた天狗の面を外し、「人呼んでおらんだ左近、尾張大納言が一子、徳川斉正!」と自らの氏素姓を名乗る。すると悪人の一人が左近の着物の紋所(丸に仁)を見て、「その方、葵の紋所ではないのか。徳川斉正だと言う証拠でもあるのか」と聞くと、左近は「そんなものはねえ!」と突っぱねる。そして悪人が「上様(若しくは将軍家)の縁者を騙る不埒者め!」と、自らの家臣及び悪徳商人に用心棒として雇われた浪人たちを呼び集め、一斉に斬り掛かろうとする。すると左近は「そう来なくちゃいけねぇ!」と手に持っていた天狗の面を捨て「てめえたちに恐れ入られたんじゃ、たたっ斬る訳にはいかねえからよ!」と刀を抜き、悪人たちを斬りに掛かる。そして、「人の楽しみ奪う貴様ら、生かしちゃおけねぇ!」の決め台詞と共に悪人たちを斬りまくり、やがて全ての悪人たちを斬り終わった後、左近は刀を鞘に収め、その場を去る。
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