クエント人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/27 23:08 UTC 版)
「クエント (装甲騎兵ボトムズ)」の記事における「クエント人」の解説
クエント人は成人男性の身長が2mを超えるが、原始的生活を送っているにも関わらず、いざ戦いに出ると、並の兵士達を遙かに上回る力を発揮する。外観に似合わない器用な手先をもち、機械操作をこなすだけでなく、自分達の星の特産であるカスタムメイドのATを所有している。それは「ベルゼルガ」と名付けられ、クエント星のATの代名詞ともなった。 一方でクエント人は普段は争いを好まず、傭兵として卓越した力を発揮してもそれを誇ることもなく、黙々と、ただ忠実に指令と命令をこなす。傭兵として名が知られていても、普段は平和主義者で、あまり世俗的な事にも関心を示さないクエント人は面白味の無い性格として映る一方、通常人よりも睡眠が少なく勤勉で、忠実な契約者としての厚い信頼を雇用側は抱いている。 テレビシリーズの劇中目深に被ったローブの所為で女性や子供には他星系と違っての特徴的差違は見受けられないが、キリコの素性を解き明かす儀式に姿を現した成人女性の殆どが痩身で容姿に関しても端麗であるような描写が見受けられる。 なお漫画『装甲騎兵ボトムズ CRIMSON EYES』に登場するクエント人の女傭兵・ハリラヤは、多くのクエント男性と同様の大柄な体躯の持ち主。普段は読書をするなど穏やかだが、一度戦闘となれば一切の躊躇なく敵を殲滅する。また自身が好敵手と見込んだ相手とは一騎打ちでの戦いを望むなど、好戦的な一面も覗かせている。契約には忠実な一方、金にはがめつく損得勘定が最優先で、良くも悪くも傭兵らしい行動原理で動いている。ATでの戦闘は専用のベルゼルガ(ギルガメス仕様の陸戦型)を使用するが、それが破壊された後にはファッティーの意匠が多く見受けられるベルゼルガに搭乗する。生身での戦いでは見た目通りのパワフルさと、しなやかで柔軟な身体の動きで敵を圧倒する。
※この「クエント人」の解説は、「クエント (装甲騎兵ボトムズ)」の解説の一部です。
「クエント人」を含む「クエント (装甲騎兵ボトムズ)」の記事については、「クエント (装甲騎兵ボトムズ)」の概要を参照ください。
- クエント人のページへのリンク