ギャラ飲み
ギャラ飲み
ギャラ飲みとは、「報酬を得て参加する飲み会」という意味のこと。主に、男性から女性に報酬を渡すケースにおいて用いられる言葉である。富裕層が女性と宴会を楽しんだうえで、タクシー代などの名目で金銭を渡していたことを由来とする。やがて、容姿端麗な女性を集めたい男性たちが見返りを示すための手段として広まっていった。相場は特に決まっておらず、男性が女性に1~2万円程度を渡すケースから、10万円以上を支払う会まである。
ギャラ飲みそのものに違法性はなく、売春などには該当しない。ただし、反社会的勢力が主催しているギャラ飲みもあるので、場合によってはリスクを伴う。また、主催者側が参加者に金銭を支払うことにより、支配関係が生まれるなどの危ない側面もギャラ飲みにはある。混同されがちな概念として「パパ活」「出会い系パーティー」なども挙げられる。ただし、パパ活や出会い系パーティーは参加者同士がパートナーを求める場であるのに対し、ギャラ飲みはその場を楽しむだけで終わるケースも多い。
芸能活動に携わっている女性がギャラ飲みに招待されることも珍しくない。支払いは時給制、固定報酬制などさまざまであり、SNSのほか、幹事役の人間から案内が来る仕組みになっている場合が多いという。
ギャラ飲み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/06 09:44 UTC 版)
ギャラ飲み(ギャラのみ)は、飲み会に参加し、その対価の謝金を受け取る行為に対する俗称。
お金を支払う側を「ゲスト」、受け取る側を「キャスト」という。ゲストは男性、キャストは女性であることが多く、キャストが男性の場合は「メンズギャラ飲み」ともいう[1]。
問題点
闇営業
2019年7月、雨上がり決死隊の宮迫博之が反社会的勢力とギャラ飲みをしていたことが判明した[2]。この他にもロンドンブーツ1号2号の田村亮など多数のお笑い芸人が同様の行為をおこなっていたことが判明し、闇営業として問題となった。
脱税
2022年2月、ギャラ飲みマッチングアプリ会社への東京国税局の調査により、派遣されるキャストの脱税疑惑が相次いでいることが報道された[3][4]。所得税、無申告加算税、延滞金を含めた多額の追加徴税がされることが予測されている。弁護士の髙橋裕樹は、ギャラ飲みは「パパ活」とともに売春や金銭トラブル、男女トラブルの温床となっていると指摘している[3]。
脚注
- ^ “ギャラ飲みの男性版「メンズギャラ飲み」男性がキャストを務める飲みは本当?”. ギャラ飲みのレストラン. 2022年2月22日閲覧。
- ^ “闇営業騒ぎ宮迫博之、会見なし…吉本と契約解消も残る疑問は”. THE PAGE (2019年7月20日). 2022年2月22日閲覧。
- ^ a b 髙橋裕樹 (2022年1月30日). “「パパ活」「ギャラ飲み」女子の皆さん、確定申告が必要ですよ!【「表と裏」の法律知識】”. 日刊ゲンダイ 2022年2月4日閲覧。
- ^ “「ギャラ飲み」派遣女性ら、申告漏れ疑い 収入数千万円でも申告せず”. 朝日新聞. (2022年2月4日) 2022年2月4日閲覧。
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