キング・ジョージ5世とは? わかりやすく解説

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キング・ジョージ5世 (戦艦)

(キング・ジョージ5世 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/17 13:36 UTC 版)

キング・ジョージ5世 ('英語: HMS King George V)(~ザ・フィフス) は、イギリス海軍第二次世界大戦で運用した戦艦キング・ジョージ5世級戦艦ネームシップニューカッスル・アポン・タインに所在したヴィッカース・アームストロングのウォーカー造船所で建造された[1]。「キング・ジョージ5世」の名を冠する艦としては2代目である[注釈 1]


注釈

  1. ^ 初代はイギリス海軍が第一次世界大戦で運用したキング・ジョージ5世級戦艦(初代)のキング・ジョージ5世 (戦艦・初代)英語版
  2. ^ (ロンドン十四日發)[3] ジョージ六世陛下は駐米大使として赴任するハリフアックス卿、並にチャーチル首相に拝謁仰せ付られると同時に引續きルーズベルト大統領の個人使節ハップキンスにも亦謁見、三十分に亘り御下問あらせられた(記事おわり)
  3. ^ (日布時事、1941年1月24日)[4] 【アナポリス二十四日AP】ローズヴェルト大統領は英新戰艦キング・ヂョーヂ五世號で來着するハリファックス駐米大使出迎へのため本日當地へ來着した/【ボルチモア二十四日AP】新駐米イギリス大使ハリファックス子夫妻は本日着米する筈であるとロンドンで公式ひ發表されて間もなく新大使夫妻を載せた新造英國戰闘艦キング・ヂヨージ五世號は今朝七時チヱーサピーク灣岬を通過した、ロンドンの消息通は新大使夫妻はヴアージニア州のノーフオークに上陸するだらうと語つた、ハリファックス大使が何時英國を出發したか發表されていない/【ワシントン二十四日AP】ローズヴエルト大統領は本日自動車でワシントンを出發したが自身で新駐米英國大使ハリファックスを出迎へるためアナポリスへ赴いた模様である(記事おわり)
  4. ^ (日米時報、1941年2月1日)[7] 米新聞の報道によれば米海軍は驅逐艦ニ十隻を英國に提供しその替りに先週ハリファツクス米大使を護衛して来た英國の三万五千噸新鋭戰闘艦ジョーヂ五世號を獲得すべく研究中と云はれるが卅一日大統領國務長官作戰部長など何れも口を揃へて『根も葉もない造り事だ』と否定した。(以下略)
  5. ^ 海戦で勝利した後、ビスマルク艦上のギュンター・リュッチェンス中将は「巡洋戦艦フッドを撃沈、戦艦キング・ジョージ5世を撃退」とドイツ本国に無線で報告した[10]
  6. ^ なおウィンストン・チャーチル英首相はキングジョージ5世級戦艦1隻を極東に派遣しようと熱心に主張したが、海軍本部パウンド元帥、トーマス・フィリップス軍令部次長)は「ティルピッツ」の脅威を理由にあげて反対した。チャーチル首相の意見が通って戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」がシンガポールに派遣されたが、同艦はZ部隊として行動中の1941年12月10日に、マレー沖海戦で巡洋戦艦「レパルス」と共に沈没した[8]
  7. ^ 第39任務部隊は、新鋭戦艦ワシントン」、空母「ワスプ」、重巡「ウィチタ」、重巡「タスカルーサ」、駆逐艦部隊から成る[15]。アメリカ出発時の司令官はウィルコックス少将だったが、大西洋横断中に旗艦「ワシントン」から転落死、ロバート・C・ギッフェン少将が指揮を引き継いだ[16]。4月26日付で第99任務部隊と改称した[17]
  8. ^ ワシントンの将官(ギッフェン少将、ベンソン艦長)も、本国艦隊旗艦(ジョージ5世)を訪問するとトーヴィー提督がウイスキーを振る舞ってくれるので、歓迎であったという[19]
  9. ^ 本国艦隊旗艦に続行していた戦艦「ワシントン」も、駆逐艦「マーチン」との衝突を辛うじて回避した[21]

出典

  1. ^ Chesneau, Roger. Conway's All the World's Fighting Ships 1922–1946. (1980) Conway Maritime Press. ISBN 0-85177-146-7.
  2. ^ https://www.rmg.co.uk/discover/researchers/research-guides/research-guide-b9-royal-navy-hms-king-george-v
  3. ^ 英國皇帝 米使節謁見艦交換”. Hoji Shinbun Digital Collection. Nichibei Shinbun. pp. 03 (1941年1月14日). 2023年11月11日閲覧。
  4. ^ 駐米英大使ハ卿夫妻 新造戰艦で來米 ロ大統領が親しく出迎ふ”. Hoji Shinbun Digital Collection. Nippu Jiji. pp. 01 (1941年1月24日). 2023年11月11日閲覧。
  5. ^ 米國の援助に依つて最後の勝利確信 ロ大統領異例の出迎へを受けて 着米の英新大使ハ卿聲明”. Hoji Shinbun Digital Collection. Nippu Jiji. pp. 01 (1941年1月25日). 2023年11月11日閲覧。
  6. ^ アンナポリスまで 大統領直々英大使出迎へ  新鋭主力艦で英大使着米”. Hoji Shinbun Digital Collection. Singapōru Nippō. pp. 02 (1941年1月25日). 2023年11月11日閲覧。
  7. ^ 又もや英米間で軍艦交換 對日作戰上戰闘艦不足 驅逐艦二十隻の換りにヂョ-ヂ五世を始め合計五隻の戰闘艦を 英の求めるものは輕巡洋艦”. Hoji Shinbun Digital Collection. Nichibei Jihō. pp. 01 (1941年2月1日). 2023年11月11日閲覧。
  8. ^ a b c HMS REPULSE - Renown-class 15in gun Battlecruiser”. NAVAL-HISTORY.NET. 2023年11月11日閲覧。
  9. ^ a b c HMS KENYA - Colony-class Light Cruiser”. NAVAL-HISTORY.NET. 2023年11月11日閲覧。
  10. ^ フード號の仇討ち ビスマーク號撃沈さる 司令長官より悲壮の無電”. Hoji Shinbun Digital Collection. Nichibei Shinbun. pp. 02 (1941年5月28日). 2023年11月11日閲覧。
  11. ^ a b 英海空精鋭の重圍に最後迄善戰沈没したビ號の海戰顚末 三度艦影を晦ましてならず 衆寡敵せず北大西洋怨深し”. Hoji Shinbun Digital Collection. Taihoku Nippō. pp. 05 (1941年5月28日). 2023年11月11日閲覧。
  12. ^ 英艦重圍の眞只中に 壮烈!華と散る 噫・ビスマルク號の最後”. Hoji Shinbun Digital Collection. Nichibei Shinbun. pp. 03 (1941年5月29日). 2023年11月11日閲覧。
  13. ^ 戦艦ワシントン 1988, p. 56.
  14. ^ 戦艦ワシントン 1988, pp. 57–58.
  15. ^ 戦艦ワシントン 1988, pp. 47–48.
  16. ^ 戦艦ワシントン 1988, pp. 52–55.
  17. ^ 戦艦ワシントン 1988, p. 63.
  18. ^ a b 戦艦ワシントン 1988, pp. 58–59.
  19. ^ a b 戦艦ワシントン 1988, p. 64.
  20. ^ a b c 戦艦ワシントン 1988, p. 67.
  21. ^ 戦艦ワシントン 1988, p. 68.
  22. ^ 戦艦ワシントン 1988, p. 69.
  23. ^ 戦艦ワシントン 1988, p. 76.
  24. ^ #英国軍事彙報第32号 p.1(1.英機動部隊ノ編制)、同資料 p.14〔 別表第3.戰斗航行隊形 〕
  25. ^ #交戦せし敵の編制 pp.4-5〔 3.英國機動部隊 〕


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キング・ジョージ5世

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 14:51 UTC 版)

黄金の艦隊」の記事における「キング・ジョージ5世」の解説

イギリス海軍の戦艦ビスマルク支援のため出撃するが、リシュリュー同様、プリンツ・オイゲン一斉射しただけで主砲故障してしまった。

※この「キング・ジョージ5世」の解説は、「黄金の艦隊」の解説の一部です。
「キング・ジョージ5世」を含む「黄金の艦隊」の記事については、「黄金の艦隊」の概要を参照ください。

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