キルラキル
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『キルラキル』 (KILL la KILL) は、TRIGGER制作による日本のテレビアニメ作品。2013年10月から2014年3月までMBS・TBS・CBC・BS-TBS『アニメイズム』B2にて放送された[1][2]。全25話(テレビ放送24話+未放送1話[注 2])。TRIGGERにとっては、本作が初のテレビアニメ制作元請作品となる。
注釈
- ^ テレビ放送は全24話。最終25話は2014年9月3日発売のBD/DVD第9巻に収録。
- ^ 2014年9月3日発売のBD/DVD第9巻に収録。
- ^ ただし、同じく作中で登場するテレビはカラー映像である。
- ^ a b 厳密には放送日前日。
- ^ 全寮制の学校に通っていた経緯はあるものの、それがこの学校なのかは不明。
- ^ 24話の本編ラストシーン。その直後を描いた25話では以前と変わらず呼び捨てで呼んでいるが、戦いが終わったシーンでは「姉さん」と呼んでいる。
- ^ a b 24話エピローグ。
- ^ 25話にてマコとの会話で語られている。
- ^ 黄長瀬の耳元で発した言葉はなぜか彼に聞こえていた。
- ^ 名称は公式サイト「CHARACTER」より
- ^ マコは漢字が読めないため。
- ^ 皐月曰く「本能字学園の生徒に敗れるような者は足手まとい」とのこと。
- ^ 流子とマコは皐月と再会するまで髪を切り落としたことを知らなかった様子に描かれている。皐月が髪を切り落とした顛末は作中の時間で24話のエピローグ以前の25話で描かれているが、その行動は流子とマコたちが本能字町を去った直後であった。
- ^ 流子に引き剥がされた時のみ、うめき声を上げている。
- ^ 18話での回想では、父の言葉は「だがこれを着れば、お前は服の奴隷になる」と続く。
- ^ 日本の略地図はかろうじて描けるが、襲学旅行先の位置が分からない有様で、美木杉や彼女本人が「どうして高校生になれたのか分からない」というレベル。
- ^ 通常は大柄な巨漢だが、シーンによっては教室を腰を曲げて見下ろしたり、他人を掌に載せられるなど矛盾したサイズに巨大化する。
- ^ 小説版によるといじめを受けていた時期に耳にあけられた穴を隠すために叔父が作ってくれたもので母親から治療用器具と学校には知らされていたらしく特にとがめられなかった。
- ^ 取ったばかりのため、車には非常に大きい初心者マークをしっかりと付けている。
- ^ 鉄工所を営んでいる親戚(小説版によると伯父)に頼んで作ったもの。刃が通らない様分厚い鉄板で作られているためかなりの重量があり、彼の強靭な肉体だからこそ動かすことができる。
- ^ 小説版によると三都制圧襲学旅行の後に叔父のもとに向かいこれをもらっていた。
- ^ しかし、14話で宝多金男に「コンニャクイモと一緒にすり潰してやろうか?」と言ったり22話で蛇崩に対し「それ以上北関東をバカにすると貴様も石灰混ぜて茹で上げるぞ!!」と激昂するなど背景を臭わせるセリフを言っており犬牟田からも「何なのかな?この蒟蒻問答は。」とあきれられている。なお、小説版によるとこの実家は父が一代で築いたかなりの有名な会社らしい。エイプリルフールのネタとして、本能字学園四天王の新規事業として、この猿投山こんにゃくが生命戦維入りコンニャクを製造する、という内容の学校新聞が公式HPに掲載された。
- ^ なお、23話で眼を復活させた後も猫舌は治っていない。
- ^ 第11話で蛇崩に「いいデータが取れたよ」と言った際に「あんたの持ってる眼鏡を全て度無しレンズと入れ替えるよ」といやみ返しをされている。
- ^ TV放送時のテロップでは「五年前」と表記されていたが、Twitterにて「三年前」と訂正された。
- ^ しかし、終盤では流子がけじめをつけるべく皐月を殴ろうとした際、他の四天王同様に皐月を守ろうとしたことから初期と比べ忠誠心は上がっているようである。
- ^ なお、皐月が本能字学園を爆破した際は呼び捨てで呼んでいる。
- ^ とは言え皐月が上に乗った際、彼女のことを苗字ではなく下の名前で呼んだり小説版で四天王に入る際に覚悟を聞いたりしているなど少なからず皐月からも友情を見せている面もある。
- ^ ただし、普段は星の1つを襟の裏に隠している。
- ^ DVD第4巻付属のCDドラマによると5歳のころ父の死(実際には行方不明)が原因でふさぎ込んでいた皐月を慰めるために叔父の揃が連れてきたのが初めての出会いとされている。
- ^ 「鮮血」によれば、「恥知らず」であるが故にあっさり人衣一体を成功させることができた模様。
- ^ 第7話エンディングクレジットでは、前田 愛善坊になっている。
- ^ 開幕直後の2年甲組では第一次世界大戦からナチス政権へ至る時代を授業している。
- ^ 名乗りのシーンではケンジと発音している。
- ^ 一つ星の暮らしを手に入れた際は「表やみいしゃ」の看板を掲げており、また二つ星になった際は闇医者でありながら医師会に出席すると発言している。
- ^ そのため、流子と「鮮血」が塔首頂上決戦で縫を相手に暴走した際、流子の身の心配ではなく金になる血液が勿体無いと叫んで駆けつける有様だった。
- ^ 例えば、NO遅刻デーを知らせるサイレンが鳴っているのに「鮮血」を洗濯し始める有様。
- ^ その味は残飯や生ゴミと思われる素材が飛び出ている外見にもかかわらず皐月や他の本能字学園の生徒たちが平然と食べられる物で、皐月は「うまいな」と語っている。
- ^ エンディングクレジットでは「?」と表記されて明かされなかったが、最終回後に公式ツイッターで明かされ、25話でクレジットされた。
- ^ 本編で1度だけ出たテロップでは「総一郎」となっていたが、これは誤り[20]。
- ^ 公式サイトやエンディングクレジットでは「滝司」と表記されているが、第3話本編では「滝次」と赤字の字幕で表記されていた。
- ^ 服飾用語における『クチュリエ(couturier)』とは『あるオートクチュール(haute couture)の全行程を統括する主任クラスのファッションデザイナー』を意味する。なおクチュリエ(couturier)は男性の場合であり、女性ならクチュリエール(couturie're)である。
- ^ 美木杉と黄長瀬が見ていたデータベースによると、業界のカリスマ的存在であり、その類稀な技術と、それを感じさせない外見の違いが絶えず人気を呼び、高次縫製師という範疇を越え、今や全業界に影響を与えるファッションリーダーである、とのこと。
- ^ 11話予告によると直接縫い付けているらしい。
- ^ 縫が流子に正体を明かすと同時に学園のデータベースから彼の記録が消えている。
- ^ この時は一人称が「わたし」になっている。
- ^ 外見の違いは浅黒い肌と髪が金髪に代わり瞳や各パーツの色が緑色になっている。なお「「キルラキル脚本全集」による、ニセ皐月が「皐月綻(さつき・ほころび)」、ニセ四天王が「四天王綻(四天王・ほころび)」と表記されている。
- ^ 飛び降りた男子生徒は皐月が用意した鬼龍院特製のトランポリンにより、命拾いした。
- ^ 肥満体な身体がスリムになるなどの変化もする。
- ^ ただし、裁縫部の伊織(三つ星極制服)やトラップ開発部の大暮(無星)など例外も存在する。
- ^ 作中では「片太刀鋏」と表記される。
- ^ 流子は「鮮血」の一部をロープ状にし、それを結びつけて鎖鎌として使うこともある。
- ^ その際には鮮血を纏った巨大な流子の姿が一瞬の幻影として現れている。また、裁繍防衛機関から出てきた生命戦維は流子のメッシュ部分に吸収された。
- ^ 現実世界に照らし合わると、丁度海ほたるパーキングエリアのある辺り。
- ^ 特に月末は支出報告や予算請求、翌月の部室使用許可の申請など大量の書類を作成しなければならない。
- ^ a b 24話エピローグでも沈没した様子が描かれている。
- ^ 上っていた階段がスロープに化ける、巨大な台車の上にハリボテの校舎を作り、台車の上に乗った者ごと坂道に突き落とす、といった古典的なギャグ調から、ジェットコースターのレールのように立体的に曲がりくねった道や、巨大な落石、ワニがいる池や溶岩の池を渡らせる、などといった通学者の命を奪いかねない代物まで存在する。第4話で用意されたトラップの数は1000だが、これはマコいわく「普段より多い」とのこと。
- ^ 内訳は神戸が蟇郡率いる風紀部精鋭部隊(極制服の色は黄色)、京都が蛇崩率いる文化部(極制服の色はピンク)、大阪は猿投山率いる運動部(極制服の色は緑)。また、バックアップ兼情報網の妨害役として大阪で待機・活動する犬牟田率いる情報撹乱部隊(極制服の色は青)が存在する。
- ^ 自身の極制服を流子に破壊された四天王もこの極制服を着用している。
- ^ タワーの最上階はREVOCS社の大会議室。
- ^ なお、皐月のセリフから宝多財閥の発端が造船であることが語られている。
- ^ テロップでは「なにわ」が「なんば」になっている。
- ^ フィールズの子会社。アニプレックス在籍時に『グレンラガン』のプロデューサーを務めた鎌形英一(本作プロデューサーの1人)が代表取締役。
- ^ ただし、『オトナアニメ』で元ネタの歌手とその発表年が判明しているのは、発売前後の放映に当たる第15話の「どうにもとまらない」までであり、第16話以降の詳細は不明。また、第1話の原曲は「あざみの如く棘あれば」と実際には漢字が用いられていることが同書で指摘されているなど、実際のタイトルと異なるものもある[29]。
- ^ タイトルの元となった曲は太田とも子(梶芽衣子の実妹)のシングル。
- ^ 東京ローカルながら、本放送途中に一挙放送を行うのは珍しい事例である。
- ^ 放送開始に先駆け、月例特番『おまかせ!アニマックスNAVI』にて2014年2月2日に第一話を先行放送。また、2月9日には第一話から第四話までが先行集中放送され、これは同局で放送される新作としては『ジョジョの奇妙な冒険』に次ぐ稀な厚待遇である。
- ^ テレビ未放映話の特別編。
出典
- ^ “『天元突破グレンラガン』スタッフによるオリジナルアニメ『キルラキル』10月放送! 登場キャラクターやコミケ出展情報も公開中”. アニメイトTV. フロンティアワークス (2013年8月9日). 2013年10月17日閲覧。
- ^ “「キルラキル」OPテーマは藍井エイルの新曲「シリウス」 自身1年ぶりとなるアニメソング”. アニメ!アニメ! (2013年8月10日). 2013年10月17日閲覧。
- ^ “アニメ質問状:「キルラキル」 神髄は後半 心臓に悪いレベルのジェットコースター展開に”. MANTANWEB(まんたんウェブ) (2013年11月16日). 2014年7月1日閲覧。
- ^ “この世界にいるキャラは全員ちゃんと描いてあげたい「キルラキル」キャラクターデザイン・すしおに聞く1(エキサイトレビュー)”. エキサイトニュース (2013年10月24日). 2014年7月1日閲覧。
- ^ “「お前、いつまでそんな絵を描いてんだよ」と言われて「キルラキル」キャラクターデザイン・すしおに聞く2(エキサイトレビュー)”. エキサイトニュース (2013年10月31日). 2014年7月1日閲覧。
- ^ “ラグランパンチ UB”. フォントワークス. 2022年3月10日閲覧。
- ^ a b “Chapter1:ラグランパンチ アニメ:キルラキルで行われた文字表現”. フォントワークス. 2022年3月10日閲覧。
- ^ “流行を追いかけても仕方がない、むしろ無視「キルラキル」プロデューサー・鳥羽洋典に聞く1(エキサイトレビュー)”. エキサイトニュース (2013年11月14日). 2014年7月1日閲覧。
- ^ a b c d e “あの1話でむしろ薄いんです「キルラキル」シリーズ構成・脚本の中島かずきに聞く1(エキサイトレビュー)”. エキサイトニュース (2013年10月17日). 2014年7月1日閲覧。
- ^ a b “中島かずき 「電人N」 /新しい作品のスタートでお別れです”. dot.(ドット). 朝日新聞出版 (2013年5月30日). 2014年7月1日閲覧。
- ^ TVアニメ「キルラキル」第24話予告(30秒ver.) - YouTube
- ^ TVアニメ「キルラキル」公式(@kill_la_kill)の2014年3月26日のツイート(1)
- ^ TVアニメ「キルラキル」公式(@kill_la_kill)の2014年3月26日のツイート(2)
- ^ “アニメ『キルラキル』最終話、放送当日朝に完成→スタッフ新幹線でMBSに納品”. おくたま経済新聞 (2014年3月27日). 2014年3月28日閲覧。
- ^ “5月10日発売の月刊『Newtype』でついにTRIGGERTVシリーズ最新作の情報公開!”. TRIGGER (2013年5月10日). 2013年10月17日閲覧。
- ^ “2013年10月よりアニメイズム枠にて「キルラキル」放送開始!”. TRIGGER (2013年8月14日). 2013年10月17日閲覧。
- ^ “朝日新聞 広告掲載イラスト”. TVアニメ『キルラキル KILL la KILL』オフィシャルサイト. 2013年10月17日閲覧。
- ^ “『キルラキル』朝日新聞にて全面広告!”. TRIGGER (2013年10月4日). 2013年10月17日閲覧。
- ^ “アニメ「キルラキル」ゲーム化!ジャンルは“耐繊アクション”、ティザーCM公開”. コミックナタリー (2018年6月17日). 2018年6月17日閲覧。
- ^ a b c “…皐月の父の表記は「総一郎」ではなく「装一郎」です。本篇で一度しか出なかったテロップが間違ってたんです。…”. 中島かずき @k_z_ki (2014年4月11日). 2014年4月11日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 『オトナアニメ Vol.32』洋泉社、2013年12月27日発行、82-83頁、ISBN 978-4-8003-0284-7
- ^ a b c d e f g 中島かずき キルラキル特別書き下ろし小説『時には母のない子のように』 『月刊ニュータイプ』 2014年3月号 pp.23-27、角川書店、2014年2月10日
- ^ a b c d e f g h i 『月刊ニュータイプ』2013年10月号、角川書店、2013年9月10日。
- ^ “あ、正確には蟇郡も留年ではなく、中学卒業後高校入学を二年待ったんですけどね。”. 中島かずき @k_z_ki (2013年12月8日). 2013年12月9日閲覧。
- ^ “【訂正】第10話冒頭のテロップですが、間違いがございました。五年前ではなく正しくは三年前です。犬牟田が皐月と出会った当時は中三で現在は高校三年です。…”. TVアニメ「キルラキル」公式 @kill_la_kill (2013年12月8日). 2013年12月9日閲覧。
- ^ “この世界にいるキャラは全員ちゃんと描いてあげたい「キルラキル」キャラクターデザイン・すしおに聞く1”. アメーバニュース (2013年10月24日). 2014年7月1日閲覧。
- ^ キルラキル公式ガイドブック『神衣万象』
- ^ 朝から朝まで生ワンホビテレビ20 夜の部 - 2016/07/24 20:30開始 - ニコニコ生放送 3:04:00 今石洋之「メカホエール。鯨が、メカ乗ってるんすよね。鯨が乗れるパワードスーツなんですけど、これは凄い感動して。買った時に。鯨が糞リアルなのもまたいいんですけどしなってて。これ(パワードスーツから伸びた帯)をこのその儘巻き付けて戦うって発想がもうちょっと、ちょっと思い付かなかったんでちょっと大分インスパイアされて『キルラキル』っていう作品で、あの、これ代わりに人間乗せようって。DTR。インスパイアされたんじゃないかっていう。噂されている。まこいつ(ハルクバスター)とこいつと合わせてね大分キルラキルで、こう勇気を貰った。こいつとこいつ。こいつとねっていう。ハルクバスターと合わせて」
- ^ 『オトナアニメ』vol.33、洋泉社、2014年1月24日。
- ^ DVD&Blu-ray第9巻収録
- ^ “streaming STREAMING”. キルラキル英語版公式サイト. 2013年10月23日閲覧。
- ^ “MADMAN. MAD FOR ENTERTAINMENT”. Madman Entertainment. 2013年10月23日閲覧。
- ^ “KILL la KILL斩服少女-KILL la KILL斩服少女全集(更新至3集_共24集)”. LeTV. 2013年10月23日閲覧。
- ^ “米国人バイヤーが選んだ、アメリカでブレイクしそうな日本のマンガ ベスト5”. ダ・ヴィンチニュース. 2014年2月27日閲覧。
- ^ TRIGGERオンラインショップ
- ^ “松井玲奈が反響呼ぶ選挙ポスター”. 日刊スポーツ. (2014年5月21日) 2014年5月22日閲覧。
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