乳がん用語集 |
ガンマナイフ
放射線療法のひとつです。乳がんの場合は、脳転移(転移性脳腫瘍)に用いられる治療です。手術ではなく、ガンマ線で腫瘍をナイフで切り取るように治療することから名づけられました。201個のコバルト線源がヘルメットの中心で1点に集るよう設計された装置を頭蓋骨に固定して治療します。虫眼鏡に太陽の光を集めて黒い紙を焼くのと同じ原理です。1本1本の放射線のビームの力は弱いので、頭を貫通してくる時に病変部以外に与える影響を小さくできます。全脳照射など通常の放射線治療に比べ、治療期間が短くてすむ(1回の照射で終了)メリットがあります。3㎝以下の病変部に適しています。治療手順としては、まず4本のピンでヘルメットを固定するフレームを装着し、次に病変部の広がりを把握するためX線検査をします。そして、照射範囲・量を決め、頭部をヘルメットに固定し、照射します。
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ガンマナイフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/05/17 03:04 UTC 版)
ガンマナイフとは定位放射線治療を行う放射線照射装置の一つである。脳腫瘍、脳血管の奇形などの治療に使われる。
この装置の特徴は201個のコバルト60の線源をヘルメットのような形状に並べ、これらの線源を精密にコントロールし、病変部にピンポイントでガンマ線を集中照射(精度は0.2~0.5mmくらい)することにある。個々の線源からのガンマ線は細く弱いが、それぞれを病変部分に向け照射するので、病変部に対しては大きな線量となり、効果を上げることができる。病変部分以外については、細く弱いガンマ線が貫通するだけであるので、副作用は最小限に抑えられる。
ガンマナイフ以外の定位照射装置として、汎用放射線治療機であるリニアックの照射口にコーンを装着し、微細ビームを作り、多門もしくは回転照射を行う方法「リニアックナイフ」がある。線量の集中性・精度はガンマナイフとほぼ同等である。さらに、ガンマナイフやリニアックナイフで対応が困難であった、不正形腫瘍の形状に対応するため数mm幅のマイクロマルチリーフで回転運動原体照射や強度変調放射線治療(IMRT)を行う装置も実地診療で導入されている。
健康保険が適用できる。定位照射の診療報酬点数は他の放射線治療点数(平均1回1万2千円)に比べ、きわめて高額な63万円である。ガンマナイフは50万円に引き下げられた。リニアックナイフとの診療報酬点数の差は、ガンマナイフが多発脳転移症例などに乱用された経緯による。高額療養費制度の申請を行なえば、後日1ヶ月の限度額以上の自己負担額は返還される。
- 1 ガンマナイフとは
- 2 ガンマナイフの概要
ガンマナイフに関連した本
- ガンマナイフ―切らずにがんを治す放射線手術 (平凡社新書) 小林 達也 平凡社
- 脳腫瘍、脳動静脈奇形から三叉神経痛まで 頭を切らずに治すガンマナイフ最新治療 (健康ライブラリースペシャル) 林 基弘 講談社
- ガンマナイフの臨床 メディカ出版
ガンマナイフに関係した商品
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