ガンキャノン最初期型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 01:56 UTC 版)
「ガンキャノン」の記事における「ガンキャノン最初期型」の解説
漫画(過去編)・アニメ版に登場。アナハイム・エレクトロニクス社でテム・レイのもとに開発された連邦軍初の量産型二足歩行機動兵器。名称はアニメ版によるが、漫画版で1号機は「機動兵器RX77型 量産一号機」とされる。 ロールアウトした1号機は白を基調に塗装されている。のちのガンキャノンと異なり、キャノンは左肩に1基装備され、右肩には小型のガトリング砲が装備されている。手にはライフル(ジム改の90mmブルパップ・マシンガンと同形状)を携行する。アナハイムや連邦軍のMSに対する認識の甘さから、もっぱら歩兵や軍用車両の掃討を想定した設計であり、対MS戦はほとんど考慮されていない。テムはこの機体にまったく満足しておらず、「これはMSと呼べるものではない」とまで言い切る。 一年戦争開戦以前のミノフスキー博士亡命事件では、「鉄騎兵中隊」に12機が配備されている。塗装はブルー・グレーを基調とし、隊長のエルドゥシュ中尉機は機体番号のマーキングが白から白フチの赤に変更されている。月面にてブグ1機とザクI 4機の部隊と交戦するが、一矢も報いることができずに全滅させられたうえ、ミノフスキー博士も攻撃の影響で倒れ込んできた本機の下敷きになり死亡する。この「スミス海の虐殺」事件で、アナハイム社はジオニック社に対するMS技術や設計思想の遅れを認識させられ、テムは対MS戦に主眼を置いた新型MS「ガンダム」の開発に着手する。
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