オーバーヘッド環境
オーバーヘッド環境
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 16:36 UTC 版)
「テクニカルダイビング」の記事における「オーバーヘッド環境」の解説
ダイバーの所在位置から水面までの間に何らかの障害物があり(何らかの必要性が生じた場合にも)、直接水面に浮上できない環境を言う。例えば沈没船などの水中構造物の内部や、水が満ちた洞窟内部が該当する。オーバーヘッド環境に進入する際にはその環境に適応するための知識、訓練や装備が必要である。例えば 退出のために、進入路(あるいはそれに代わる退出路)を明確に確保すること。 オーバーヘッド環境においては特に頻繁に見られる、視界を遮断するような堆積物を巻き上げずに進入すること。あるいは堆積物を巻き上げ、視界が失われた場合でも確実に退出路に沿って遊泳できる技術・器材を備えること。 万が一にも緊急浮上の必要性が生じないよう、信頼性の高い器材を正しく使用すること。 等は、オーバーヘッド環境への潜水に際して最低限必要な事項であるが、インストラクターを含むレクリエーショナルダイバーがそれを知らずに、あるいは知りつつも限界を超えてオーバーヘッド環境でダイビングすることによる事故は絶えない。
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