オーギュギアー島
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 09:54 UTC 版)
カリュプソーはオーギュギアー島にある巨大な洞窟の中に居を構えていた。洞窟の周囲は青々と繁ったハンノキ、ポプラ、糸杉が立ち、洞窟の入り口には果実をたわわに実らせたブドウの蔓が繁茂していた。島には4つの泉があり、どの泉も異なる方向に流れ出ていた。さらに泉の周囲にはスミレとパセリが花を咲かせる草原が広がっており、その眺めは神々も楽しませることができた。またカリュプソーは洞窟の家の炉で杉と香木を焚いていたので、島全体に芳しい香りが漂っていた。島は外界から孤立しており、人々の中にも神々の中にも、島を行き来する者はいなかった。オーギュギアー島は現在のマルタ、ゴゾ島とされ、シャーラ(英語版)にはカリュプソーが住んだと言われる洞窟がある。
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