エルンスト・ウーデットとは? わかりやすく解説

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【エルンスト・ウーデット】(えるんすと・うーでっと)

20世紀前半活躍したドイツ空軍戦闘機パイロット

第一次世界大戦におけるドイツ空軍エースパイロットひとりであり、彼の乗機フォッカーD.VIIエレベーターには、大きく撃たない!!」(Du doch nicht!!)と描かれていた。

フランス軍のトップエース、ジョルジョ・ギンヌメールとの一騎打ちは、空中戦騎士道精神有った頃の逸話として世に名高い

フランス上空に於いてフォッカーD.VII(アルバトロスD.IIIか?)に乗るウーデットとスパッドS13駆るギンヌメールは会敵し、1on1ドッグファイトになった
序盤戦実績に勝るギンヌメールが優勢で、ウーデット機は多数機銃弾を受けつつもかろうじて撃墜免れていた。
ようやくウーデットはギンヌメールを捕捉する事に成功したものの、機銃故障により引き金引いて弾丸発射されなかった。
機銃金槌叩きなんとか修理しよう試みるが、そうこうしているうちにギンヌメールに背後取られてしまう。
ウーデットは死を覚悟したが、機銃故障察知したギンヌメールは、機を側面寄せウーデットに敬礼し離脱していった。

なおギンヌメールは3ヵ月後に戦死(総撃墜52機)したが、ウーデットはこの後40機以上の英仏軍機撃墜
これにより総撃墜数を62機とし、レッドバロン次ぎドイツ軍No.2エースパイロットとなった

戦後、ウーデットは上級大将まで累進し航空機総監などの要職歴任したが、国家最高指導者であったアドルフ・ヒトラーとの意見の相違から1941年自殺してしまう。


エルンスト・ウーデット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/01 22:28 UTC 版)

エルンスト・ウーデット(Ernst Udet、1896年4月26日-1941年11月17日)は、ドイツ陸軍軍人空軍軍人。最終階級は空軍上級大将


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