エルウッド製油所砲撃作戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 14:33 UTC 版)
「アメリカ本土砲撃」の記事における「エルウッド製油所砲撃作戦」の解説
詳細は「エルウッド砲撃(英語版)」を参照 その後も北太平洋において通商破壊作戦を展開していた「伊号第一七潜水艦」(以下「伊17」とする)は、1942年2月22日にカリフォルニア州サンディエゴ沖からロサンゼルス市の北方にあるサンタバーバラ沖に移動した後、2月23日の午後7時15分(現地時間)にサンタバーバラ近郊にあるエルウッド石油製油所への艦砲射撃を行った。 「伊17」は14センチ砲を17発発射したが、砲弾が徹甲弾であった為に多くが不発となり、施設への被害は僅かに留まった。人的被害も、不発弾の処理中に兵士1名が負傷したのみだった。 しかしこの砲撃作戦は、アメリカ本土への日本軍の攻撃と上陸を警戒していたアメリカ政府と軍、国民に大きな動揺を与え、当日はカリフォルニア州沿岸のモントレーからロサンゼルス、サンディエゴに至るまでの広い地域で灯火管制とラジオ放送の中止が行われた[要出典]。 さらに翌々日には、この砲撃作戦により過敏になったアメリカ陸軍による、カリフォルニア州南部沿岸地域に対する日本軍機の大規模な空襲を誤認した「ロサンゼルスの戦い」が引き起こされることになるなど(後述)、アメリカ国民をパニックに陥らせる結果となる。
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