自己免疫性低血糖
(インスリン自己免疫症候群 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/31 02:11 UTC 版)
自己免疫性低血糖(じこめんえきせいていけっとう)とは、インスリン・インスリン受容体・膵島β細胞に対する自己抗体の働きによって起こる低血糖状態のことである。インスリンに対する自己抗体による場合、インスリン自己免疫症候群と呼ばれる。
- ^ DIABETES NEWS No.104 東京女子医科大学病院糖尿病センター発行
- 1 自己免疫性低血糖とは
- 2 自己免疫性低血糖の概要
- 3 膵島β細胞に対する自己抗体
インスリン自己免疫症候群
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/31 02:11 UTC 版)
「自己免疫性低血糖」の記事における「インスリン自己免疫症候群」の解説
インスリン自己免疫症候群とは、空腹時低血糖・血清免疫反応性インスリン高値・血清中のインスリン自己抗体の存在、の3つで特徴づけられる自己免疫疾患である。最初の症例は、1970年に平田幸正らによって報告された。別名平田病(平田氏病とも)とも言われる。
※この「インスリン自己免疫症候群」の解説は、「自己免疫性低血糖」の解説の一部です。
「インスリン自己免疫症候群」を含む「自己免疫性低血糖」の記事については、「自己免疫性低血糖」の概要を参照ください。
インスリン自己免疫症候群
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/11 07:52 UTC 版)
「平田幸正」の記事における「インスリン自己免疫症候群」の解説
「自己免疫性低血糖」も参照 1968年、九州大学講師であった平田の元に低血糖症状の発作を起こした患者が運び込まれる。患者はインスリン注射や経口血糖降下薬を服用しておらず、膵臓の腺腫によるインスリン過多も見当たらなかった。平田はあるデータに着目した。抗体である。抗体がインスリンと結合し、体内を巡る。何らかのきっかけで分離したインスリンが血液中を大量に回り、低血糖症状を引き起こしていたのである。1970年に学会でこの症例を報告したが、出席者たちは半信半疑であったという。その後症例が多く報告され、平田説の妥当性が証明された。同症候群はのちに「平田病」(平田氏病とも)と呼ばれた。
※この「インスリン自己免疫症候群」の解説は、「平田幸正」の解説の一部です。
「インスリン自己免疫症候群」を含む「平田幸正」の記事については、「平田幸正」の概要を参照ください。
- インスリン自己免疫症候群のページへのリンク