イチジーノ【イチジーノ】(観賞樹)
登録番号 | 第11670号 | |
登録年月日 | 2004年 1月 13日 | |
農林水産植物の種類 | ばら | |
登録品種の名称及びその読み | イチジーノ よみ:イチジーノ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 市川惠一 | |
品種登録者の住所 | 静岡県三島市玉川37番地の2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 市川惠一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「タントロスアリー」に「インタープリンス」を交配して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は黄白色で半剣弁、カップ咲、弱香の中輪となる切花向きの品種である。樹形は半直立性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さはやや短、基部の幅はやや狭、色は紅紫、数は枝基部はかなり少、枝中央部及び花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数は中、本葉の長さはやや長、幅はやや狭である。新葉の色は緑褐、光沢は弱、本葉の色は濃緑、光沢は中、厚さは薄、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形は卵形である。花形はカップ咲、花径及び高さは中、花弁表面の色は黄白(JHS カラーチャート2902)、裏面の色は黄白(同3101)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは半剣弁、全体の形は円形、厚さ及び硬さは中、数は15~19、一茎の花数は2~5、花の香りは弱である。枝の長さは中、太さはやや細、新しょうの色は浅茶、開花枝の色は灰緑、開花習性は四季咲、開花時期はやや晩である。「ケイスミホ」と比較して、枝基部及び中央部のとげが少ないこと、花弁全体の形が円形であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成8年に育成者の温室(静岡県三島市)において、「タントロスアリー」に「インタープリンス」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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