イチジル【イチジル】(観賞樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第8704号 |
登録年月日 | 2001年 2月 9日 | |
農林水産植物の種類 | ばら | |
登録品種の名称及びその読み | イチジル よみ:イチジル | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 市川恵一 | |
品種登録者の住所 | 静岡県三島市玉川37番地の2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 市川恵一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「イチティ」にγ線を照射して育成されたものであり、花序のタイプは散房花序、花は黄白色で丸弁、平咲、弱香のやや小輪となる切花向きの品種である。樹形は直立性、株立は中、樹高はやや高である。とげの形は下部えぐれ形、長さは長、基部の幅は中、色は緑褐、数は枝基部は多、枝中央部はやや少、花柄は無である。小葉全体の形は楕円形、小葉の枚数及び本葉の長さは中、幅はやや狭である。新葉の色は黄緑、光沢はかなり強、本葉の色は濃緑、光沢は強、厚さはやや厚、硬さは中である。花序のタイプは散房花序、蕾の形は尖長形である。花形は平咲、花径はやや小、高さはやや低、花弁表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート3101)である。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は狭楕円形、厚さはやや薄、硬さは硬、数は5~9、一茎の花数は2~5、花の香りは弱である。枝の長さはやや短、太さはやや細、新しょうの色は紅紫、開花枝の色は黄緑、開花時期はやや晩である。「ホワイト ウイングス」と比較して、花径が小さいこと、花弁全体の形が狭楕円形であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成6年に育成者の農園(静岡県三島市)において育成した「イチティ」に、東京都アイソトープ研究所(東京都世田谷区)においてγ線を照射して得られた株の中から変異枝を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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