アール・ヴァン・ベスト・ジュニア (英: Earl Van Best Jr.)
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「ゾディアック事件」の記事における「アール・ヴァン・ベスト・ジュニア (英: Earl Van Best Jr.)」の解説
2014年、ゲアリー・ステュワート (英: Gary Stewart) がThe Most Dangerous Animal of Allという書籍を出版した。この書籍で、ステュワートは実父であるアール・ヴァン・ベスト・ジュニアを捜索した結果、ヴァン・ベストがゾディアックであると気が付いたと主張した。その理由として、犯人のモンタージュ画の顔がそっくりである点に加え、犯行声明文に『ミカド』からの引用文があるが、著者の祖父はメソジスト系の海軍従軍牧師であり、戦前まで青山学院を本拠地に宣教活動をしていた。さらにアールは両親とともに日本で暮らした経験があり、『ミカド』の一節をよく口ずさんでいたという親戚の証言があること、戦時中日本軍の暗号解読の任務についていた祖父の影響で、実父も暗号作りの遊びをよくしていたこと、被害女性たちが著者の実母に似ていること、指紋の傷が同じであることなどを挙げている。同書では父親がゾディアックであるという確証は示されていない。だが、2017年、日本のテレビ番組『奇跡体験!アンビリバボー』において、これらに加えてDNA鑑定と筆跡鑑定を行っていることを明かした。警察に依頼したDNA鑑定の結果は知らされておらず、民間の鑑定人に依頼した筆跡鑑定については、「同一人物である可能性が非常に高い」との結果を得ていると言う。2020年、The Most Dangerous Animal of AllがFXでドキュメンタリー・シリーズとして翻案された。
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