アモルファス‐シリコン【amorphous silicon】
アモルファスシリコン
【英】amorphous silicon
アモルファスシリコンとは、原子が不規則に結合した(非晶質=アモルファスの)シリコン半導体のことである。液晶パネルの薄膜トランジスタ(TFT)などに多用されている。
アモルファスシリコンは、規則的な原子配列を持った「結晶シリコン」に比べると、結晶構造がやや不安定である。電子移動度も低い。その反面、薄膜として加工しやすく、安価に大量に製造できるという利点がある。このため、薄型の液晶パネルを量産する際にアモルファスシリコンが多く用いられる。
アモルファスシリコンは、薄膜トランジスタの他、薄型の太陽電池セル、レーザープリンタにおける高耐久の感光ドラムなどにも利用されている。
アモルファスシリコン
アモルファス・シリコン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/14 02:23 UTC 版)
「TFT液晶」の記事における「アモルファス・シリコン」の解説
アモルファス・シリコンは、大型のガラス基板に対して容易に成膜ができることから、高い生産性を誇っている。電子移動度は0.5-1.0cm2/Vs 程度である。。
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