アースレース
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アースレース(英語:Earthrace)は、バイオディーゼル燃料を使用する三胴船型の高速船。モーターボートによる世界一周最速航海記録を更新する計画のために建造された[1][2]。後にシーシェパードの抗議活動に参加することになりアディ・ギル(Ady Gil)と改名され、日本の捕鯨に対する抗議活動に使用されるが、2010年に日本の捕鯨船に突撃、大破し海上に投棄した。そのせいで油が流出し海洋汚染となった。シーシェパードは沈没と虚偽の発表をした[3]。
- ^ CNET Japanバイオディーゼル船の「Earthrace」、サンフランシスコで公開に2006年8月21日
- ^ Popular MechanicsEarthrace!2007年6月
- ^ APFシー・シェパードの「未来型抗議船」、日本船と衝突し沈没2010年1月6日
- ^ 破損時の映像からは、繊維質の素材であることは確認できるが詳細は不明
- ^ NzheraldEarthrace chief in court over tragedy2007年3月20日
- ^ 時事ドットコムシーシェパード船が日本船と衝突=乗組員は全員救助-南極海2010年1月6日
- ^ 2010.01.06 日本時間12時30分頃、アディ・ギル号が調査船第2昭南丸に衝突した (5.2MB)
- ^ 2010.01.08 New Zealand watercraft left drifting in Antarctic 漂流するニュージーランド船籍アディ・ギル号が放棄される
- ^ a b news.com.au, January 8, 2010, Ady Gil abandoned and leaking oil
- ^ Herald Sun, January 8, 2010, Govt can't guarantee legal action against Japanese whaling
- ^ 2010.01.08 南極海に流出されたアディ・ギル号燃料及び放棄されて漂流するアディ・ギル号。周囲の海にシーシェパード妨害船ボブ・バーカー号の姿は見えない。この映像は、第3勇新丸より日本時間12時(正午)頃に撮影 (5.5MB)
- ^ ABC News, January 8, 2010, Ady Gil sinks after whaling skirmish
- ^ Sea Shepherd Conservation Society, January 7, 2010, Rammed Vessel Ady Gil Sinks
- ^ Govt calls for restraint after ocean clash - The New Zealand Herald, Thursday January 7, 2010
- ^ Joliff, Emma (2010年1月8日). “Sea Shepherd captain 'devastated' by sinking”. 3news 2010年1月8日閲覧。
- ^ シー・シェパード高速艇沈没、自作自演だった : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 2010年10月8日
- ^ シー・シェパード抗議船沈没は「自作自演」 ニュージーランド船長が暴露 - MSN産経ニュース 2010年10月8日
- 1 アースレースとは
- 2 アースレースの概要
- 3 脚注
アディ・ギル
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「アースレース」は日本の調査捕鯨活動に対する抗議を実行しているシーシェパードに対して2009年から2010年にかけて予定された抗議活動(ワルチング・マチルダ作戦)に同行するとした。 2009年10月17日に支援に合意し、船名が抗議活動のスポンサーの名をとって「アディ・ギル」に改名されたと同時に船体も黒に塗りなおされた。 2010年1月6日、南極海にて日本の調査捕鯨船「第2昭南丸」に突撃し、乗組員6名は他の抗議船に救助された。衝突をめぐり、シーシェパードと日本鯨類研究所の双方が衝突の瞬間のビデオを公開し、互いの操船を非難している。また、シー・シェパード側は、真っ二つになったと発表したが、実際には即時沈没は免れた。 アディ・ギルはフランスの南極観測基地デュモン・デュルヴィル基地へ向けて、別の抗議船ボブ・バーカー号に曳航されていたが、現地時間1月8日早朝に放棄された。気象条件は船の引き上げに支障がないと当初は報じられていたが、曳航の過程で浸水がよりひどくなっていた。衝突後の船体からの燃料漏れが目撃されていたことから、日本鯨類研究所はアディ・ギルの海上での放棄を、燃料による海洋汚染が懸念されると批判していた。 シーシェパードは当初アディ・ギルは沈没したと主張し、沈没したことによって更なる抗議行動が中断することはありえないとしていた。アディ・ギル喪失の損失は150万ドルにのぼると見積もられるが、支援者は「アディ・ギル2」建造のために100万ドルの寄付を申し出ているとされる。 なお、2010年10月7日、衝突事件時のアディ・ギル船長であったピーター・ベスーンがラジオ・ニュージーランドに出演しインタビューに答えたが、その中でベスーンは、アディ・ギルの沈没について、アディ・ギルは曳航可能な状態であったが、シー・シェパード代表のポール・ワトソンの指示により、テレビ映えする刺激的な映像を撮り世間の同情を買うことを目的に、シー・シェパードがアディ・ギルを自ら沈没させ南氷洋に放棄した、偽善的な自作自演の行為であったことを暴露している。
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