よく見かける毛虫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 14:00 UTC 版)
毛虫は見かけが派手で、刺すものもあり、また作物や果樹、庭木を食い荒らすものもあるため、人からの評価は非常に良くない。葉桜の季節には、毛虫が目の前あるいは身体や衣服の上に降ってきたりして嫌がられることがしばしばある。 一般に馴染みがあるのは、庭木の葉を食い荒らす上に毒があるドクガ類、マツカレハなどである。 刺さない方では、大型になり、黄色い顔に黒い目の模様があるマイマイガの幼虫がよく知られている。マイマイガの若齢幼虫は糸を張ってぶら下る習性から別名ブランコケムシともいう。秋にカラムシを裸にし、餌がなくなると道路を練り歩くフクラスズメの赤い頭、黒い体の毛虫も有名。また、戦後の外来種であるアメリカシロヒトリは、庭木に群生して糸で巣を作り、時折大発生して話題になる毛虫である。 チョウの幼虫では、アカタテハやヒョウモンチョウ類の幼虫が、背中にまばらに棘状の突起を並べている。普通は多産するものではないが、ツマグロヒョウモンは鉢植えのパンジー類の寄せ植えに発生することがあり人間の目に留まりやすい。
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