やまおろし

デジタル大辞泉

やま‐おろし【山卸（し）】

読み方：やまおろし

清酒醸造の際に、酒母を仕込む桶の中で蒸米をすりつぶし、糖化を促すこと。

やま‐おろし【山^×颪】

読み方：やまおろし

１ 山から吹きおろす風。

２ 歌舞伎下座音楽の一。大太鼓を長桴(ながばち)で打つ鳴り物。風に鳴る樹木の音を表し、山中の場の幕開き・幕切れなどに用いる。

日本酒用語集

山卸し（やまおろし）

生もとの育成工程において、櫂（かい）でもとの物料を摺りつぶす操作をいう。

隠語大辞典

山颪

読み方：やまおろし

1. 芝居にてあれ場、化物などの出る時の囃子。大太鼓にて風の音を聞かするもの。
2. 山中の場に用ひる合方。〔歌舞伎〕

分類 歌舞伎

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やまおろし

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 05:06 UTC 版)

名詞・山颪

やまおろし【山颪】

1. 頭がおろし器でできた人間の姿をした妖怪。
2. 山から吹き降ろす風。やまあらし。
   • うかりける　人を初瀬の　山おろしよ　はげしかれとは　祈らぬものを（源俊頼朝臣 『小倉百人一首』）
3. 下座音楽の一つでながばちで大太鼓を打つ鳴り物で、風に揺れる樹木の音を表し、山中の幕開き、幕引きに使う。

名詞・山卸

やまおろし【山卸】

1. 日本酒の製造工程において、半切桶の中で蒸した米に麹と水を加えすりつぶす作業のこと。

関連語

• 山廃