もつ煮とは? わかりやすく解説

もつ‐に【もつ煮】

読み方:もつに

《「もつ」は「臓物(ぞうもつ)」の略》牛や豚の内臓野菜とともに煮込んだ料理もつ煮込み

もつ煮の画像

もつ煮

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/24 02:01 UTC 版)

(もつに)とは、など、鳥獣の内臓煮込んだ日本の料理の総称である[1]


注釈

  1. ^ ホルモンに関する登録に先立ち、1936年(昭和11年)に、東京芝公園日本赤十字社による「ホルモン ビタミン展覧会」が開催され、ビタミン料理、ホルモン料理の実演が行われている事実があり、あくまで医学的側面として内臓を使った料理の滋養面を強調する語句として使われていた。またそれ以前の1920年頃の話として、多田鉄之助の著書である『続たべもの日本史』に内臓以外の材料を含めてホルモン料理とする記述があることから、「牛豚の内臓=放るもん=ホルモン」はその語感による後付であるとしている[9]

出典

  1. ^ 広辞苑第六版などによる。なお、豚または牛の内臓を煮込んだ料理とする文献も存在する。
  2. ^ 服部幸應『世界の五大料理基本事典』東京堂出版、2012年、p.366
  3. ^ 東京ガス「食」情報センターによる Yahooグルメ こだわりの居酒屋風モツ煮込み Archived 2008年12月24日, at the Wayback Machine.及び、編集工房桃庵著『おつまみ横丁―すぐにおいしい酒の肴185』池田書店 ISBN 4262129284 p.42のレシピ参考。
  4. ^ 宮塚利雄 著「日本焼肉物語」p.39-p.43
  5. ^ 歌志内市ホームページ「歌志内市の郷土料理『なんこ』」 Archived 2010年6月16日, at the Wayback Machine.
  6. ^ weblio辞書 博労 - 大辞林
  7. ^ 宮塚利雄 著「日本焼肉物語」p.49-p.50
  8. ^ 特許電子図書館での検索による[リンク切れ]
  9. ^ 佐々木道雄 著「焼肉の文化史」p.231
  10. ^ 朝倉治彦他編『事物起源辞典 衣食住編』、1970年(参照したのは1993年の16版)、p.372, ISBN 4-490-10055-8
  11. ^ 瀧川政次郎「増補新版日本社会経済史論考」、昭和14年、日光書院、p.653、参照したのは「日本食肉史基礎資料集成第328編 日本人と肉食」、株式会社栗田、平成2年に再録されたもの
  12. ^ 石井研堂『増補改訂明治事物起源』、1944年、春陽堂、参照したのは平成8年1月の復刻版、国書刊行会、ISBN 4-394-90148-0
  13. ^ 松原岩五郎 著 「最暗黒の東京」p.145
  14. ^ 松原岩五郎 著 「最暗黒の東京」p.123
  15. ^ 松原岩五郎 著 「最暗黒の東京」p.146
  16. ^ 佐々木道雄 著 「焼肉の文化史」p.280
  17. ^ 佐々木道雄 著 「焼肉の文化史」p.276
  18. ^ 石田哲大 (2019年10月1日). “なぜ下町はどんな酒場にも「もつ煮」があるのか 金はないけど酒は飲みたい客の味方”. PRESIDENT Online(プレジデントオンライン). 2021年2月6日閲覧。
  19. ^ なぜ下町はどんな酒場にも「もつ煮」があるのか”. PRESIDENT Online (2019年10月1日). 2023年4月10日閲覧。
  20. ^ トリッパ
  21. ^ 南米料理 ペルー 肉料理 カウカウ


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