べんぎちせきせんとは? わかりやすく解説

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べんぎ‐ちせきせん【便宜置籍船】

読み方:べんぎちせきせん

船主船籍を、税金船員資格労働条件などの面で有利な外国登録している船。置籍国はリベリア・パナマなどが多く船主国籍では米国ギリシャ日本など、船種ではタンカーが多い。


便宜置籍船(べんぎちせきせん)

税金人件費削減目的外国籍登録した船舶

船舶登録税などの税金節約したり、乗組員人件費などを削減したりするため、船籍外国において登録した船舶のことをいう。

パナマリベリアなどでは、船舶管理に関する規制日本ほど厳しくなく、特別の条件なしに船舶の登録ができるので、これらの国の船籍登録され船主日本人外航商船も多い。半分以上は、パナマ籍船とも言われている。

公海上を自由に移動できる船舶では、国家領域から離れるため、警察などの管轄権特別に定められている。国連海洋法条約は、公海上の船舶起こった事件について船籍国管轄権があると定めている。したがって、便宜置籍船において発生した殺人事件で、警察が船に乗り込めないといった事態がある。

今月台湾沖の公海上で殺人事件あったらしいパナマ籍のタンカーが、日本姫路港でしばらく停泊するという異常事態があった。日本の警察手も足も出すことができず、便宜置籍船の問題クローズアップされた。

(2002.04.24更新




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