べつ【別】
読み方:べつ
[音]ベツ(慣) ベチ(呉) [訓]わかれる わける わかつ
1 いっしょにいたものが離れ離れになる。「別居・別離/哀別・一別・永別・訣別(けつべつ)・告別・死別・生別・惜別・餞別(せんべつ)・送別・離別」
2 ある特徴によって物事を分け離す。それによって分けられるけじめや違い。「鑑別・区別・戸別・個別・差別・識別・種別・峻別(しゅんべつ)・性別・選別・大別・判別・分別(ふんべつ)・分別(ぶんべつ)・類別」
3 それとは違った。ほかの。「別館・別冊・別字・別荘・別途・別名」
4 とりわけ。特に。他と異なる。「別格・別懇・別状・別段/格別・特別」
[名のり]のぶ・わき・わく・わけ
べつ【別】
読み方:べつ
[名・形動]
1 ある物事と他の物事との区別。けじめ。違い。「公私の—をはっきりさせる」「男女の—なく採用する」
2 一緒ではないこと。それぞれ違っていること。また、そのさま。「それとこれとは問題が—だ」「親とは—な(の)住まい」「会計を—にする」
3 そのものでないこと。他のものであること。また、そのさま。「—な(の)家を探す」「—な(の)手段を講じる」
べつ【×瞥】
べつ【蔑】
べつ【×鼈】
読み方:べつ
スッポンのこと。
べつ
別
「べつ」の例文・使い方・用例・文例
- それは軽べつにも値しない
- 裏切り者に対する軽べつの念
- たいていの人はそのような態度に軽べつを感じる
- 彼は彼女を軽べつの念を込めて見つめた
- 彼女はみすぼらしい彼の家を軽べつした
- 軽べつ的な発言
- 彼女はあからさまに軽べつを示した
- 微笑が軽べつの表現であることもある
- なれなれしさは軽べつを招く;親しき仲にも礼儀あり
- 彼の目に軽べつの色がちらっと浮かんだ
- 彼らは互いに軽べつし合っている
- 彼は長所と短所を比べつつその事柄をよく考えた
- うそをつく人間は軽べつします
- 彼は軽べつを込めて私を見た
- 彼は私の提案を軽べつした
- 申し出を軽べつしてはねつける
- 「なんてどじなの」と軽べつしながら彼女は鼻を鳴らして言った
- 彼はのべつささいなことに心を悩ましている
- 彼女の軽べつした目つきに彼はどぎまぎした
- 彼女の軽べつ的なことばは彼をひどく傷つけた
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