その他共犯者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 15:49 UTC 版)
「大阪・愛知・岐阜連続リンチ殺人事件」の記事における「その他共犯者」の解説
男T(大阪事件) 大阪市生野区在住(徳島県出身)。事件当時は45歳で山口組系暴力団山健組内にある山本組に現役構成員として所属し、政治結社の幹部としても活動していた。 KA・U・KM・HMの4人(大阪事件の加害者)を順に暴力団の配下として加え、大阪事件の現場となったアジトを提供し、加害者KMらと共謀して殺害された男性Aの遺体を遺棄した。大阪事件の死体遺棄罪に問われ、1995年4月21日に大阪地裁から懲役1年8月の実刑判決(求刑:懲役2年6月)を受けた。 少年U(大阪事件) 事件当時18歳・大阪市出身。 暴力団組員で、大阪事件ではKM・KA・HMの3人とともに男性Aを暴行し殺害した。10月2日に別の強盗致傷事件で南警察署(大阪府警察)に逮捕され、大阪家庭裁判所送致を経て保護観察処分になった。その後は行方を晦ましていたが、11月26日午前に両親に付き添われて南署へ出頭し大阪事件の殺人・死体遺棄容疑で逮捕された。 1995年9月12日に大阪地裁から懲役4年 - 8年の不定期刑に処する判決(求刑:懲役5年 - 10年)を受けた。少年刑務所を出所してから地元・大阪に戻って不動産会社に就職し、2008年10月中旬に青木理の取材に応じ、死刑判決を受けて上告していた共犯者3人の人柄について証言したほか、「人を殺めてしまった過去は一生背負って生きていくつもりだ。自分はたまたま大阪で逮捕されたが、もし捕まらずに彼らと一緒に名古屋まで行っていれば同じことをしていたかもしれない」と話した。 男V(木曽川・長良川事件) 事件当時20歳・福岡県生まれの無職。定職を持たずにぶらぶらしていたところ、大阪府松原市内で大阪事件を起こし逃亡中だった3人 (KM・KA・HM) と出会い、運転手として彼らの配下に加わった。そして木曽川・長良川事件に加担して10月15日に逮捕され、1996年3月19日に名古屋地裁で傷害致死幇助罪により懲役3年・執行猶予4年(保護観察付き / 求刑:懲役7年)の有罪判決を受けた。 少女W子(木曽川事件) 事件当時18歳・家事手伝い(愛知県一宮市在住)。加害者KMとはかつてシンナー仲間で、事件当時はXたちとシンナー仲間だった。 木曽川事件の殺人容疑で逮捕されたが、同事件の直後にはXとともにグループから別れており、長良川事件には関与していなかった。傷害致死罪に問われた少年審判の結果、1994年11月25日に名古屋家裁一宮支部で少年院送致の決定がなされた。 少年X(木曽川事件) 事件当時19歳・一宮市在住・無職。W子とはシンナー仲間でKMとも面識があった。 木曽川事件の殺人容疑で逮捕され、同年12月1日には殺人罪・傷害罪で名古屋地裁に起訴された。1995年7月6日に名古屋地裁で殺人罪により懲役4年 - 8年の不定期刑に処する判決(求刑:懲役5年 - 10年)を受けた。 少女Y子(木曽川・長良川事件) 事件当時16歳・一宮市在住・無職。木曽川事件・長良川事件の殺人容疑などで逮捕され、1994年12月16日には少年審判により名古屋家裁一宮支部で少年院送致の決定を受けた。 男Z(木曽川・長良川事件) 事件当時21歳・愛知県稲沢市稲沢町北山在住・無職。シンナー仲間の古株で、1997年3月5日に名古屋地裁で殺人幇助罪により懲役3年・執行猶予4年の有罪判決(求刑:懲役7年)を受けた。 「#共犯者らの刑事裁判」も参照
※この「その他共犯者」の解説は、「大阪・愛知・岐阜連続リンチ殺人事件」の解説の一部です。
「その他共犯者」を含む「大阪・愛知・岐阜連続リンチ殺人事件」の記事については、「大阪・愛知・岐阜連続リンチ殺人事件」の概要を参照ください。
- その他共犯者のページへのリンク