じゅがん

デジタル大辞泉

じゅ‐がん【^▽入眼】

読み方：じゅがん

１ 新作の仏像などに開眼(かいげん)をすること。開眼。じゅげん。

２ 叙位や除目(じもく)のときに、位階だけを記した位記や官職だけを書いた文書に、氏名を書き入れて完成させること。じゅげん。

３ 物事が成就すること。完了。

「女人此の国をば—すと申し伝へたるは」〈愚管抄・三〉

じゅ‐がん〔‐グワン〕【呪願】

読み方：じゅがん

《「しゅがん」とも》法会または食事の時に、施主の願意を述べ、幸福などを祈ること。また、その祈願の文章。

世界宗教用語大事典

じゅがん 【呪願】

仏教用語。シュガンとも。聖句を唱えて施主の福利を祈願することをいう。祝願とも。それを読む僧を呪願師という。