さらなる性質とは? わかりやすく解説

さらなる性質


さらなる性質

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/05 03:13 UTC 版)

代数のテンソル積」の記事における「さらなる性質」の解説

A や B から A ⊗R B への次で与えられる自然な準同型存在する: A ↪ A ⊗ B ; a ↦ a ⊗ 1 B , {\displaystyle A\hookrightarrow A\otimes B;\;a\mapsto a\otimes 1_{B},} B ↪ A ⊗ B ; b ↦ 1 Ab . {\displaystyle B\hookrightarrow A\otimes B;\;b\mapsto 1_{A}\otimes b.} これらの写像によりテンソル積可換 R-代数の圏 R-CAlg における余積となる。しかしテンソル積すべての R-代数の圏 R-Alg においては余積ではなく、この圏における余積はより一般的な代数自由積によって与えられる。それにも関わらず非可換代数のテンソル積余積似た普遍性により記述できる: (代数の)テンソル積の普遍性 任意の R-代数 X に対し、R-代数準同型 f: A → X および g: B → X が元ごとに可換ある限りにおいて、R-代数準同型 φ: A ⊗ B → X で f(a) = φ(a ⊗ 1) および g(b) = φ(1 ⊗ b) を任意の a ∈ A, b ∈ B に対して満たすものがただ一つ存在する。 すなわち、式で書けば、自然な同型 Hom R -Alg ⁡ ( A ⊗ B , X ) ≅ { ( f , g ) ∈ Hom R -Alg ⁡ ( A , X ) × Hom R -Alg ⁡ ( B , X ) ∣ [ f ( a ) , g ( b ) ] = 0   ( ∀ a ∈ A , ∀ b ∈ B ) } {\displaystyle {\begin{aligned}&\operatorname {Hom} _{R{\textbf {-Alg}}}(A\otimes B,X)\\&\qquad \cong \lbrace (f,g)\in \operatorname {Hom} _{R{\textbf {-Alg}}}(A,X)\times \operatorname {Hom} _{R{\textbf {-Alg}}}(B,X)\mid [f(a),g(b)]=0\ (\forall a\in A,\,\forall b\in B)\rbrace \end{aligned}}} が成立する右辺の [,] は交換子)。

※この「さらなる性質」の解説は、「代数のテンソル積」の解説の一部です。
「さらなる性質」を含む「代数のテンソル積」の記事については、「代数のテンソル積」の概要を参照ください。

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