さしも
[助動][さしも(さしま・さしむ)|さしも(さしむ・さしみ)|さしも(さしむ)|さしも(さしむ)|○|さしめ]《尊敬の助動詞「さしまう(さしもう)」の音変化》上一段・上二段・下一段・下二段動詞および一部の助動詞の未然形、サ変動詞の連用形に付く。軽い尊敬の意を表す。…なさる。→さしめ →しも
さし・も
「かまへて、妄りに人に泄たりなんと—・もなと云そ」〈史記抄・扁鵲倉公伝〉
「小筒(ささえ)が来たらば一つ飲まう。わごりょ酌—・め」〈虎清狂・猿座頭〉
[補説] 室町時代に用いられた語。活用は助動詞「さしも」と同じ。サ変動詞「する」に助動詞「さしも」が付いた「せさしも」の音変化とも、また、サ変動詞「する」の未然形に「させたまふ」の付いた「せさせたまふ」の音変化「さしまう」が、さらに音変化した形ともいう。
さ‐しも【▽然しも】
「さしも」の例文・使い方・用例・文例
品詞の分類
- さしものページへのリンク