くさぼけ

デジタル大辞泉

くさ‐ぼけ【草^▽木^×瓜】

読み方：くさぼけ

バラ科の落葉小低木。山野に生え、高さ約50センチ。枝には小さな突起があり、葉は倒卵形。春、葉より先に赤色の5弁花をつけ、果実は熟すと黄色くなる。しどみ。地梨(じなし)。《季 花＝春 実＝秋》「—の紅(くれなゐ)冷えまさるなり／竜太」

撮影・広瀬雅敏

植物図鑑

くさぼけ (草木瓜)

●わが国の固有種です。本州の関東地方以西から四国・九州に分布しています。枝は斜めに数多く出て、短い枝は棘に変化します。葉は倒卵形または円形で互生します。３月から５月ごろ、葉の展開前に朱赤色の５弁花を咲かせます。果実は８月から９月に黄熟しますが、食用にされたり、漢方では利尿剤として用いられます。
●バラ科ボケ属の落葉小低木で、学名は Chaenomeles japonica。英名は Dwarf quince。

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くさぼけ

出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 10:30 UTC 版)

名詞

くさぼけ【草木瓜】

1. バラ目バラ科ボケ属に属する落葉小低木の一種。学名:Chaenomeles japonica。