【銀河2号】(ぎんがにごう)
朝鮮民主主義人民共和国(以下北朝鮮)が設計・開発した、人工衛星打ち上げ用の大型ロケット。
同国が開発している弾道ミサイル・テポドンとの関係が指摘されている。
2009年4月5日に北朝鮮の東海衛星発射場から実験通信衛星「光明星2号」を搭載し発射された。
北朝鮮当局は「軌道投入に成功した」と発表したが、アメリカのNORAD及びロシアは、それぞれ追跡を行った結果「失敗であった」としている。
その後、これを元にした「銀河3号」の開発が進められ、2012年に2度の発射を行った。
4月に行われた1回目の発射ではペイロード「光明星3号」を予定の軌道に乗せられず失敗に終わったが、同年12月12日に2度目の発射を行い、「光明星3号(2号機)」の軌道投入に成功した。
これにより、北朝鮮は世界で10番目の人工衛星自力発射能力を持つ国となったが、同時に、日米韓の政府当局者や国連安保理はこれを「弾道ミサイル開発の実験」であるとみなしており、北朝鮮が弾道ミサイル関連技術を開発・利用することを禁じた決議に違反するという立場を取っている。
スペックデータ
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