三省堂 大辞林 |
がんづめ 1 0 【▼雁▼爪】
〔形が雁の爪に似ることから〕
(1)農具の一。歯が三、四本に分かれ、内側に曲がっている鍬(くわ)。短い柄をつけて田の株間の打ち返しや、除草に用いる。蟹爪(かにづめ)。
(2)鉱石・石炭などをかき寄せるのに用いる具。(1)に似るが歯は曲がっていない。
(1)農具の一。歯が三、四本に分かれ、内側に曲がっている鍬(くわ)。短い柄をつけて田の株間の打ち返しや、除草に用いる。蟹爪(かにづめ)。
(2)鉱石・石炭などをかき寄せるのに用いる具。(1)に似るが歯は曲がっていない。
農機具の種類 |
雁爪 (がんづめ)
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雁爪(がんづめ)は、水稲中耕除草用の手農具である。型は、長柄付、中柄付、短柄付の3種があり、爪は3本と4本のものがある。この器具は、爪を土中に打ち込み、そのまま手前に引くようにして土を反転させ、中耕と同時に除草効果をあげようとするものである。したがってこの器具は、土の反転作用を重点において造られている。この器具による作業は、田植後間もない初期成育期間に稲株の間を中耕、除草する作業で、炎天下で行われる過酷なものであったこともあり、手押式中耕除草器の普及により、昭和20年以降は殆ど行われなくなった。長柄付雁爪は、立姿勢で作業するので楽である。土の反転作用は一応よくできるが、土のかくはん作用は、短柄付のような匍匐(ほふく)姿勢で行う作業より劣り、総合的ながんづめ作業より劣るといわれている。3本爪で、柄の長さ121cm、爪の長さ12cm、全幅11.5cm、重さ0.5kgである。 |
雁爪 (がんづめ)
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備中鍬に類似する刃床部を有する4本雁爪で概して爪も長い(24~27cm)ものである。この雁爪の用途は中耕用といわれているが、刃床部の曲がりが少なく、反転性能を犠牲にしても耕すことに都合のよい形をしている。このことは、除草効果もあるが、中耕に重点をおいた器具と言える。明治時代から大正初期まで使用した。爪全幅17cm、柄の長さ27cm、重さ0.7kgである。 |
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