がんづめとは? わかりやすく解説

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がん‐づめ【×雁爪】

読み方:がんづめ

《形が雁の爪に似るところから》

3〜5本の内側曲がった鉄製の爪のついた農具除草などに用いる。

鉱石石炭などをかき集めるのに用い道具1に似るが、爪は曲がっていない。


雁爪 (がんづめ)

雁爪 雁爪(がんづめ)は、水稲中耕除草の手農具である。型は、長柄付、中柄付、短柄付の3種があり、爪は3本と4本のものがある。この器具は、爪を土中打ち込みそのまま手前に引くようにして土を反転させ、中耕同時に除草効果あげようとするものである。したがってこの器具は、土の反転作用重点において造られている。この器具による作業は、田植間もない初期成育期間に稲株の間を中耕除草する作業で、炎天下行われる過酷なものであったこともあり、手押中耕除草器普及により、昭和20年以降は殆ど行われなくなった長柄付雁爪は、立姿勢で作業するので楽である。土の反転作用は一応よくできるが、土のかくはん作用は、短柄付のような匍匐(ほふく)姿勢で行う作業より劣り総合的ながんづめ作業より劣るといわれている。3本爪で、柄の長さ121cm、爪の長さ12cm全幅11.5cm、重さ0.5kgである。

雁爪 (がんづめ)

雁爪 備中鍬類似する床部有する4本雁爪で概して爪も長い24~27cm)ものである。この雁爪の用途中耕用といわれているが、刃床部曲がり少なく反転性能犠牲にしても耕すことに都合のよい形をしている。このことは、除草効果もあるが、中耕重点をおいた器具と言える明治時代から大正初期まで使用した。爪全幅17cm、柄の長さ27cm、重さ0.7kgである。


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