〝全体〟
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 23:10 UTC 版)
小説『不死鳥狩り』では半年前に死亡した強化人間のリタ・ベルナルが〝全体〟の一部となっていて、彼女の魂がモビルスーツのフェネクスに宿り、〝全体〟は活動している。小説『不死鳥狩り』においてリタと幼馴染のヨナが劇中終盤、世界の界面でリタと再会した際には彼女曰く「こちら側では一人という存在の捉え方が違う」ので、ヨナの持っている幼少期のイメージのままリタの姿形や声が留められていた。しかし、直前にヨナが過去の映像でリタの悲惨な姿を視ていたため、リタの顔は判別出来なくなっていた。オールドタイプのイアゴ・ハーカナは、10年以上前からそちら側に引っ張られており、死ぬ間際には〝全体〟の一部であることを受け入れ始め、「声」を聞く準備が出来ていた。そしてヨナ・バシュタの手で死亡するとイアゴは〝全体〟の一部となって、彼の声がヨナの戦いの手助けをした。 劇場アニメ『機動戦士ガンダムNT』においては、人は死ぬと魂とでも呼ぶべきエネルギー体となるという仮説がミシェル・ルオによって語られている。この仮説では、ニュータイプとは魂から発する未知のエネルギーを操り現実に働きかける者で、サイコミュはときにそのエネルギーを集め、物理的な力に変えてモビルスーツに作用するのだとしている。
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