『ミス・サイゴン』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 08:32 UTC 版)
「アメリカ合衆国の舞台芸術における東アジア人の描かれ方」の記事における「『ミス・サイゴン』」の解説
詳細は「ミス・サイゴン」を参照 ミュージカル『ミス・サイゴン』はジャコモ・プッチーニのオペラ『蝶々夫人』を基にし、クロード=ミシェル・シェーンベルクが作曲、アラン・ブーブリルおよびリチャード・モリトビーJr.が作詞、ブーブリルおよびシェーンベルクが脚本を担当した。ベトナム戦争の頃、アジア人女性とアメリカ兵の報われない愛の物語である。 1980年9月20日、ロンドンにあるドルリー・レーン劇場で初演され、イギリス人俳優ジョナサン・プライスがフランス系ベトナム人売春業者エンジニア役に配役され、厚い人工まぶたを装着し、色の濃い舞台化粧を施した。 1990年、ロンドン・プロダクションがブロードウェイに移行し、プライスはエンジニア役を再演し、アメリカの舞台関係者から大いに反発され、市民からも抗議された。中国系アメリカ人でトニー賞受賞脚本家であるデイヴィッド・ヘンリー・ウォンは俳優労働組合宛てに、ユーラシア人役に白人を起用したことに関する抗議文書を記した。 これらの抗議にも関わらず、プライスはエンジニア役で多大な称賛を受け、『ミス・サイゴン』はブロードウェイのロングラン公演の1つとなった。
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